シトラス21のみかん
甘いだけじゃない!コクや味の濃さが自慢です
シトラス21のみかん おいしさの理由
「シトラス21中央」は熊本県と福岡県の計120ヘクタールの広大な畑で、16人の生産者がみかんを生産しています。
メンバーのほとんどが2代目で、平均年齢40代前半の働き盛りです。
シトラス21中央の代表 高山和典さんに伺いました。
私たちのみかんを表現するなら「甘い」というより「うまい」ですね!私たちは土づくりにこだわり、「うまさ」、つまりコクや味の濃さを追求しています。
畑は有機質肥料をすき込み、あけびや竹の子、ひじきやわかめなど海藻類や魚粉から作ったオリジナルの肥料を与えます。肥料はやりすぎてもだめで、加減が難しいです。何年も研究し、全員がおいしいみかんを安定して収穫できるようになりました。
この地域は雨が少なく、畑は山林の水はけのよい斜面にあります。木の植え方も工夫し、木と木の間隔を狭くし、さらに一本の木に小さいみかんをたくさん実らせます。
木々や実が水と養分を取り合うので、糖度の高いみかんができます。
また斜面は平地より日照時間が長いので、太陽もたっぷり浴びています。ぜひ、ちょっと小ぶりサイズを味わってみてください。
農薬や化学肥料を地域の一般的な栽培の半分まで削減しています。そのために除草剤は年に1回の使用に抑えたり、少ない量で農薬を効果的に散布できる農機具を使用したりしています。
一般的な農家は、収穫は1回で済ますことが多いですが、同じ木でも日光の当たり方などで熟す時期が違うので、若いみかんも一緒に摘むことになってしまいます。
私たちは熟した実だけ見極めて収穫します。1本の木を1週間ごとに2~3回、多い時は4回に分け、収穫しきるまでに2~3週間かかりますが、おいしさのためには手間を惜しみません。
収穫後は畑ごとに糖度と酸度を検査します。自主基準に満たないものは「シトラス21のみかん」ではなく、一般のみかんとして出荷します。またみかんは衝撃を与えると酸度が下がり食味が落ちるため、品質をチェックしてより分ける選果工程は「転がさない」作りとなっており、短時間で作業を済ませます。
< 2015年7月3日更新 >