2019年1月 5日
プラスチックごみ問題にユーコープが取り組むことは、次の4 点です。
1.プラスチックの使用量を「減らす」
ユーコープの取り組み・・・レジ袋の削減
店舗では、レジ袋の削減に長らく取り組んできました。1982 年に全国の小売店に先駆けてお買物袋持参運動とレジ袋の有料化を実施しました。90%以上の組合員の方が、マイバック・マイバスケットを持って、買い物に来られます。
コープ商品では・・・
■日本生協連とともに開発・改善を進めるコープ商品では、洗顔料や歯磨き粉にマイクロプラスチック(5mm以下のサイズのプラスチック)であるマイクロビースを使用していません。
■2030 年までに、容器包材のプラスチック重量ベースで2016 年 対比25%※1(約5,195 トン)削減します。※1 2016 年度コープ商品の包材に使用されたプラスチック樹脂の重量は20,783 トンです。
2.環境負荷が少ない素材へ「切り替える」
ユーコープの取り組み・・・
■レジ袋の原料に、植物由来素材を使ったプラスチック(バイオマスプラ)を10%使用しています。今後、比率を高める方向で、検討を進めています。
■ユーコープでは肉や魚、総菜のノントレー化や再生原料を使用したトレーへの切り替えを段階的に進めています。
コープ商品では・・・
■2030 年までに、再生プラスチックと植物由来素材プラスチック(バイオマス)の活用を進め、使用率を合計で50%に引き上げます。
■2030 年までに、飲料などのストローはプラスチック以外の素材に100%切り替えます。
3.組合員とともに「リサイクルを進める」
現在、リサイクル活動は、トレーやペットボトル、おうちCO-OP 個人別セット用ポリ袋、ペットボトルキャップなど、11 種類に広がりました。ごみを削減し資源を有効活用することを目的に、「使いおわったらそれは資源」を合言葉に取り組みを進めています。
神奈川県にある「おうちCO-OP リサイクルセンター」では、お買物めも・カタログ、牛乳パックなどの紙資源以外にも、注文書袋・内袋のポリ袋を選別・圧縮してリサイクルしています。
4.環境負荷低減に向けて「行政へ働きかける」
日本生協連は環境省に「プラスチック資源循環戦略(案)」に対する意見表明をおこないました。意見表明の内容はレジ袋の有料化など法制度の整備、トレーからトレーのように、プラスチックが、ものからものにリサイクルされるような、リサイクルの条件整備などです。
私たちの暮らしの中で、リサイクルがもっと進むように、全国の生協と協力しながら、行政へ働きかけていきたいと思います。
行政との取り組みについてはコチラから
2030 年に向けたユーコープの環境基本政策へ
2019年7月プラスチック学習会の様子はこちら