「田子節(たごぶし)」は静岡県西伊豆町田子の名産品。かつおをじっくりといぶして乾燥させた後、一本ずつカビ付けと天日干しを繰り返します。
最大の特長は「手火山焙乾(てびやまばいかん)」と呼ばれる伝統的な“くん煙方法”です。時間と手間がかかるため大量生産には向かず、昭和初期は数十軒の工場がありましたが、今では全国でも西伊豆町田子の数軒だけが伝統の技術を守り続けています。
伝統製法で仕上げた田子節は上品な香りとうま味が特長です。そのまろやかなおいしさをより引き出すため、繊維に対して直角に削る「ソフト削り」で仕上げました。温かいご飯やおひたし、冷奴などにかけて、ふんわりした食感とかつおの風味をお楽しみください。味の記憶として、親から子へ伝えたい一品です。
「田子節(たごぶし)」は静岡県西伊豆町田子の名産品。かつおをじっくりといぶして乾燥させた後、一本ずつカビ付けと天日干しを繰り返します。
最大の特長は「手火山焙乾(てびやまばいかん)」と呼ばれる伝統的な“くん煙方法”です。時間と手間がかかるため大量生産には向かず、昭和初期は数十軒の工場がありましたが、今では全国でも西伊豆町田子の数軒だけが伝統の技術を守り続けています。
かつお節作りは、そのほとんどが手作業です。私たちは熟練の技を受け継ぎ、田子節の名に恥じない品質のかつお節を作り続けています。だしは「日本料理の命」です。田子節は、こだわりの味を求める方やプロの料理人にも多く使っていただいています。
①一晩かけて解凍したカツオを丁寧に下処理します。3枚におろし煮てから、骨を1本1本抜きます。
②かつおをせいろに並べ、地元産の桜やナラなどの広葉樹でいぶします。
③いぶし工程は2時間おきに上下を入れ替え、約2週間繰り返します。
出来上がったものを荒節(あらぶし)と呼びます。
燻煙に使う薪の形が手のように見えることから手火山と名づけられました。
④カビ付け
まず荒節の表面を1本1本きれいに削り、それから独自に培養した優良カビ菌を吹きかけます。
⑤天日干し
約2週間ほど置いた後、晴れた日に天日干しを行い乾燥させます。天日干しの見極めも、長年経験のある職人ならでは。
⑥カビ付けと天日干し
3回繰り替えし、じっくり発酵させることで、脂分が分解してうま味が凝縮。回を重ねるとカビの色が青から茶色に。約50日間かけて完成させます。
⑦出来上がり
極限まで乾燥させた上質な枯節は生と比べて水分量が6分の1に減り、「世界一硬い食品」といわれるほど。断面は「ルビーのよう」と称される美しさです。
「伊豆田子節削りぶし」から取っただしは上品な味。すまし汁や茶わん蒸しなど繊細な味を大事にしたい和食にぴったり。
油分の少ないかつおをゆで上げ乾燥させた保存食品で、「荒節(あらぶし)」と「枯節(かれぶし)」があります。
伊豆田子節削りぶしに使用している田子節は「枯節」です。口いっぱいに広がるぜいたくな風味をお楽しみください。
ユーコープの組合員で宅配サービス「おうちCO-OP」をご利用中の方は、以下からWEB注文サイト「eふれんず」のお買い物画面をご覧いただけます。ログイン後、カテゴリ一覧からユーコープセレクションを選ぶと、その週に購入できる商品が確認できます。
< 2024年12月25日更新 >
(むーんままさん)
(フサコサンさん)