「北の国 絹豆腐(充填)」は、1999年コープしずおか50周年記念事業の一環として、ユーコープ御殿場工場で製造・開発されました。
2008年9月に日本生協連に移管され、商品名も「CO・OP北海道産大豆絹豆腐」に変わりました。
しかし最近では「大豆の味が感じられず、みそ汁に入れても汁になじみません」「消泡剤を使っていないものがほしい」など厳しい声が寄せられていました。
そこで2019年に再開発を始め、試食会や秋の感謝祭などで組合員の意見を聞き、試作を何度も繰り返しました。
原料大豆を「北海道産ユキホマレ、トヨムスメ」から、うまみと甘さの強い「北海道産ユキホマレ100%」にしました。
帯広を中心産地として、新穀ごとに産地と豆の品質、豆腐にしたときの食味を確認して、年度が替わっても安定した品質を保ちます。
にがりも「瀬戸の浜にがり」から「五島灘の本にがり」に変更しました。「CO・OP海からの塩」と同じ海水からとれたにがりです。
*豆腐の凝固には、にがり由来の塩化マグネシウムだけでは、凝固性が不十分のため、補助として海水から精製した塩化マグネシウムを併用しています。
相模屋食料株式会社 渡邊工場長より
寒暖差が大きい北海道の大豆は糖分が多く、甘みがあるのが特長ですが、たんぱく質が少なく固まりにくいので、最初は苦労しました。
また、泡を抜き、型崩れを防ぐ役割の消泡剤を使用しないことも至難の業。豆乳を炊く工程でどうしても空気が入ってしまうのです。
ひたすら試作を繰り返し、調整をしました。最終的には、温度や時間を工夫し、やや低い温度でじっくり炊くことで、大豆由来のコクとうま味が引き出せるようになりました。
最高においしい豆腐ができたと思います!
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< 2020年6月1日更新 >
(アランさん)