【白だし】のべ48人の組合員モニターが参加した開発ストーリー

2016年の秋、 「ユーコープならでは」の特徴がある「白だし」がユーコープセレクションシリーズの一つに加わります。 発売に向け神奈川県・静岡県・山梨県の3会場で各2回、組合員による既存の「ＣＯ・ＯＰ料理用白だし」や市販品との食べ比べと意見交換を行う「試食会」を開催してきました。

＜リニューアルの流れ＞

リニューアルの方向性を検討

組合員による第1回試食会を開催

組合員による第2回試食会を開催

最終決定とさまざまな使い方のお知らせ

ＣＭ効果などから、ちまたで白だしの利用が伸びています。ところが「ＣＯ･ＯＰ料理用白だし」は組合員の利用が年々減っています。 組合員の皆さんは今、どんな「白だし」を求めているのだろうか？

ユーコープの商品開発部署の吉田担当は、神奈川県・静岡県・山梨県でグループインタビューを開催し、「白だし」について組合員に直接聞いてみようと考えました。
そこで静岡・山梨県内の総代の皆さんを中心に、神奈川県ではエリアコーディネーターにも協力を求め、まず白だしに関するアンケートを実施しました。

その結果、白だしを「いつも使う」「ときどき使う」人より、「使ったことがない」「過去に使ったことはある」人が上回りました。
そもそも料理に白だしを使う方が、想像していた以上に少ないことがわかったのです。

「使ったことがない」「過去には使った」という方はどんな理由で、使っていないだろうか？直接確めよう。 2015年10月、第1回試食会を開催しました

グループインタビューを兼ねた試食会を神奈川・静岡・山梨各県で開催し、計23人の組合員が参加しました。

当日は、「ＣＯ･ＯＰ料理用白だし」と他社3品の、計4種類の白だしについて、それぞれ高野豆腐を煮たものと素うどんを作り、試食していただきました。
すると、ほとんどの参加者が他社の白だしの味を高く評価し、コープ商品については「しょっぱい」「醤油が濃い」「だしにコクがない」との意見が出ました。

また「白だしを使う機会がない」「他のだしを使っている」「香りが良く旨みが濃いものがほしい」「白だしを使った料理を教えてほしい」などの意見もいただきました。

このため吉田担当は、白だしの味の改善と合わせて「白だしが『いろいろな料理に使える便利な調味料』であると知っていただくことが必要」だと感じました。

前回の意見を参考に試作品を準備。再度試食していただくことにしました。 2016年1月、第2回試食会を開催しました

神奈川・静岡・山梨県の計3会場に、前回参加いただいた方を中心に集まっていただき2回目のグループインタビューを兼ねた試食会を開催。
今回は「ＣＯ･ＯＰ料理用白だし」と試作品2品、他社1品の4種類の白だしの試食などを行いました。

前回同様、高野豆腐とうどんによる比較試食では、試作品1品と他社の白だしの評価が高く「ほどよいだし感と甘みがある」「上品なのでどんな料理でも合う」「塩気とだし感のバランスがよい」などのご意見をいただきました。

また、「試食を通して調味料（アミノ酸）の威力を認識しました。うま味の強さが違う」という声もいただきました。

皆さんの想いを大切に形にしました。さらに用途の広さを再確認、じっくりお知らせしていきます 仕様決定！長く愛され続けるために

組合員の皆さんからさまざまな意見をいただきましたが、「調味料(アミノ酸)を使わずに、旨み・深みを出し、きっちりとだし感がある、おいしい白だしを作ってほしい」という声が、参加者共通の想いでした。

これを受け、吉田担当（step3写真左下）が2回目の試作品からさらに最終調整を進め、ようやく2016年秋の新発売が決まりました。

また、特に白だしを使ったことがない方へ向け、おいしさと便利さを発信するため、和食だけでなく洋食などの味付けにも活用できることをお知らせしていくことになりました。

併せてご覧ください。　ユーコープセレクション　CO・OP美味しく白だし