生協は英語の「CO・OPERATIVE SOCIETY」の最初の部分をとってCO・OP(コープ)と呼ばれています。農業協同組合や漁業協同組合などさまざまな協同組合がありますが、消費者の協同組合を生活協同組合(生協)と呼びます。

コープのおいたち

コープのはじまりは、1844年、イギリスのロッチデールという小さな村でできたロッチデール公正開拓者組合だといわれています。当時のイギリスの社会情勢による高い物価や粗悪な商品の流通から自分たちの生活を守るため、本当に良い商品を手に入れるために、28人の織物工が、苦しいくらしの中から一年をかけて1人1ポンドを積み立てて食料品などを共同で仕入れ、分配する事業を取り入れたのです。その小さな輪は世界中に広がり、2006年には約7億6000万人の組合員数となり世界最大の非政府組織(NGO)になりました。
日本でも1879年ごろから協同組合が全国で始まり、その後、全国にコープとして広がり、今や360近くのコープがあります。

コープのしくみ(出資・利用・運営)

コープは、消費者の平和でより良いくらし(生活)をみんなで一緒につくっていく(協同)集まり(組合)です。
より良いくらしを実現するために、みんなでお金を出し合い(出資)、利用し、運営している組合員の組織です。組合員の利用で生まれた剰余(利益)は、

  1. 1.コープの将来の発展のために積み立てる
  2. 2.みんなで利用する宅配やお店を運営するために使う
  3. 3.組合員へ還元する

という方法で分配します。
より良いものをより安く、安全・安心な商品の提供だけでなく、地域の皆さんと一緒に、平和・環境・文化・福祉などの多彩な取り組みを通じて、誰もがくらしやすい健全な社会をめざした活動と事業を行っています。

出資

出資金はコープを支える大切な「資金」です。商品の開発や仕入れ、宅配センター・お店などの施設の建設などに使用されます。

利用

コープの商品やサービスを利用できます。その他、産地との交流や工場見学、平和や文化活動などいろいろな活動に参加できます。

運営

コープは組合員一人ひとりが運営者として参加できます。いろいろな意見や要望を出し合って、より良い組織づくりをめざします。

利用方法

ユーコープは消費生活協同組合です。神奈川県・静岡県・山梨県にお住まいの方、お勤めの方はどなたでも加入いただけ、商品やサービスを利用することができます。

出資金とは

みんなの願いを実現するための大切な資金です。商品の開発・仕入れや、宅配センター・お店など施設の建設などに使用されます。出資金が増えること(増資)により、経営が安定し、みんなの願いを実現しやすくなります。
出資金はお預かりするものなので、区域外へのお引越しなどでコープをご利用できなくなる場合、出資金はお返しします。

なるほどコープ辞典

知っているようで知らないコープの基礎知識

近所にユーコープのお店があるけれど、普通のスーパーと何が違うの?
普段からおうちCO‐OPを利用しているけれど、コープっていくつもあるの?