ユーコープは組合員の皆さんの声に応え、国内産や地元産商品の取り扱いを増やしています。また各産地の生産者とユーコープの組合員・職員の交流を継続的に行い、お互いの信頼関係を深めることで安心の和を広げています。
味・品質の優れた産地とつながりを深めることは、国内の農畜水産業の応援にもつながります。組合員と生産者の交流も活発です。
土作りに力を入れ、環境に配慮して栽培しています。10月に収穫後、北海道の寒さを利用した独自の貯蔵法ででんぷんを糖化させているので、年が明けると芋に甘みが増します。
休耕地を買い取ったり、新たに開墾してみかん園を広げ、大規模で効率的な栽培を行っています。農薬の使用を抑え、工夫を重ねて「うまい」みかんを生産しています。
宮城県は海水温が銀鮭の成育に適しているため、日本の養殖銀鮭の9割を生産する産地です。薬を使わず育てた銀鮭を、東日本大震災からの復興を進める石巻市の最新鋭の工場で加工してお届けします。
産地の海域は黒潮などの影響で平均海水温が19℃と暖かく、真鯛の養殖に適した環境です。大小の島々がつくる速い潮流にもまれて泳ぐため、引き締まった身に育った真鯛です。
乳牛は暑さが苦手なので、真夏でも冷涼な北海道の気候は成育に大変適しています。広い牧草地のびのびと過ごす乳牛の乳は「コクと甘みがあっておいしい」と人気です。
ユーコープの"地元"は神奈川県・静岡県・山梨県です。それぞれ豊かな特徴を持つ3県で生まれた農畜水産物や加工品を身近な商品として味わい、愛着を持って育て、地域の産業の活性化にも貢献します。
1970年ごろ、トマトの収穫が滞った生産者から真っ赤なトマトを引き受け、店舗で販売したところ大好評だったことからおつきあいが始まりました。ユーコープの組合員が見学や収穫体験にたびたび訪問しています。
生産者は農家を継いだ静岡の若き3兄弟。とことんまで「うまさ」にこだわり、畑で熟れすぎ直前まで熟させた上、糖度が最も高い夜中に収穫しています。「特別栽培」基準で栽培したえだ豆です。
静岡県はしらすの漁獲高・消費量とも日本一。主に吉田港で水揚げした獲れたてのしらすを港近くの加工場で鮮度のよいうちに釜ゆでしました。塩分濃度を抑えた製法で、しらす本来のおいしさが生きています。
地元のお茶が飲みたいという神奈川県の組合員の声で1980年代に生まれました。生産者が協同組合をつくり、栽培から製造まで行っています。茶摘みやお茶の入れ方講習会など、ユーコープの組合員との交流も長く続いています。
全国有数のお茶どころ島田市。市内中部の金谷地区のお茶だけを使い、バランス良くブレンドした味わい深いお茶です。茶畑の脇を大井川に沿って大井川鐡道のSLが走り、風情ある景色も特徴です。
2005年に静岡県の組合員が開発に参加して誕生しました。産地の静岡県袋井市笠原地区では土作りを重視し、化学肥料や農薬を極力減らして環境に配慮した栽培を行っています。「茶摘み・手もみ体験」会は毎年組合員に人気のイベントです。
ニューサマーオレンジは、静岡では伊豆半島で多く栽培されています。黄色い皮と果実のさわやかな酸味・独特の風味を生かし、フルーティで果実感をたっぷり楽しめるマーマレードができました。
「紅ほっぺ」は静岡県で育成された品種で、果実が中まで赤く、甘みと酸味のバランスが良いのが特長です。地元静岡県の工場で、果実含有率が高い果肉いっぱいのジャムに仕上げました。
1962年創業の横浜大飯店は横浜中華街の人気店。肉まんは歴代の料理長が練り上げてきた門外不出の製法ですが、それにもとづいたレシピを特別に提供いただき、ボリュームたっぷりに完成しました。
江戸時代からの伝統製法でつくられた「田子節」をふんわり削りました。最大の特長は「手火山焙乾」という"くん煙方法"。時間と手間がかかり、西伊豆町田子の4軒だけが技術を守り続けています。
ぶどうの生産量日本一の山梨ではワインづくりの歴史も明治時代にさかのぼります。山梨県産のぶどうを本場の技術で醸しました。2015年10月、山梨県の組合員が翌年春のデビューを前に、ぶどう畑や工場を見学し、醸造所との交流がスタートしました。
酒米も水も発酵のための酵母までも静岡県産。組合員は原料米「山田錦」の田植えと稲刈りに参加し、生産者から栽培のこだわりをじかに聞き、醸造の様子も見学しました。生産者の想いが伝わるお酒です。