参加と交流のひろば 参加と交流レポート:商品・食育・産地体験

秋田大潟村あきたこまちの産地で組合員親子3組が稲刈りに参加しました! 9/24~25

2016年9月30日

今年5月に田植えを行った、「CO・OP特別栽培米秋田大潟村あきたこまち」のコープの田んぼも稲刈りの時を迎えました。今回参加してくださったのは、公募組合員から選ばれた、親子3組です。

集合写真


●9月24日(土)稲刈り

まずカマの使い方の説明を受けます産地は前日まで雨が降っていましたが、この日は良い天気になりました。田んぼの持ち主である生産者の清塚淳一さんは昼前から田んぼの周りの稲を刈って組合員の稲刈りの準備。生産者グループ「ソーラーライス減・減米生産組織」の佐々木会長もご自分のコンバインを持ち込んで待っていてくださいました。

最初、JA全農の方からコギリガマでの稲刈りの仕方を伝授。全員で田んぼに入りました。「一人3列で向こう(たんぼの反対側)まで」の指示に笑いがこぼれます。最初は戸惑っていた子どもたちも、どんどん刈り出します。

刈り取った稲はあぜに積み上げて、あとでコンバインで脱穀しました。
稲刈りの様子
次に、組合員親子がコンバインでの稲刈り体験。大潟村のコンバインは大きくて機能もよく、人が微調整しなくても自動で刈ってくれるのだそう。

清塚さんの指導を受けながらも、おっかなびっくりコンバインを操作する組合員の皆さん。最後には子どもも運転席で堂々と稲刈りしていました。

稲刈りが終わった子どもは「楽しかった」と純粋に楽しんで満足の様子。「こどもに体験させたかったのでよかった」と組合員の松尾さんも笑顔がこぼれました。




●生産者にインタビュー


----今年は台風が多かったですよね。お米の出来はいかがでしたか?

生産者の清塚さんご夫婦

「ありがたいことに、台風に関して秋田はほとんど影響ありませんでした。夏に暑い日が続きましたが、稲の高温障害は出ませんでした。稲刈りの時期に入って雨で刈れなかったのは1日だけ。収穫量は平年並みで品質が良いお米です。この土日であきたこまちの稲刈りは完了する予定です」(清塚淳一さん)



コンバインで稲刈りです


----ご自宅で新米を食べましたか?
「まだ食べていません。自分の家に乾燥機を持っている生産者は食べるのは早いと思うんですけど、うちは全部(株)大潟村カントリーエレベーター公社に納めているので、食べるのは最後の最後ですね」(清塚砂恵子さん)

----稲刈りの後、モミの乾燥・モミすり(玄米にする)があるのですが、その作業を公社に託している農家は、意外にも新米を食べるのは遅いんですね!清塚さん宅は中学生の息子さんが「跡を継ぎたい」と言っているそうです。楽しみですね。





●9月25日(日)カントリーエレベーターと肥料の見学・学習

大潟村カントリーエレベーター公社の前でお米を一年中鮮度を保って保存する設備「カントリーエレベーター」は、稲刈り時期でモミを搬入する農家のトラックも多いため、あまり近くには寄れませんでした。

会議室に入り、生米(モミ)のまま15℃で保存していること、水分量は15%程度に調整していること、一年中おいしいお米が食べられることなど説明を受けました。そこで食べた今年の新米は本当においしくて、「冷めてもおいしい」「固くならない」「粘りがある」と皆さん口々に話していました。一年中おいしさをキープできるカントリーエレベーターとはいえ、やはり新米のおいしさは格別です。

有機ペレットについて学びました次に「CO・OP味菜卵」の鶏フンを使った有機ペレット(肥料)の説明がありました。(株)大潟村カントリーエレベーター公社では、農家から出たモミ殻やヌカ、大豆クズを有機ペレットの材料として使い、田んぼに戻す循環型農業が成り立っています。ユーコープは、そこに味菜卵の養鶏場(茨城県)から出た完熟鶏フンを混ぜて、有機ペレットに加工して、あきたこまちの田んぼにまいていることの説明がありました。


「CO・OP特別栽培米秋田大潟村あきたこまち」は今年からユーコープセレクションになります。しかし、産地で生産者が増えたり田んぼが増えでもしない限り、そう簡単に増産することができません。来年もし増産することができたら、玄米のみ供給しているユーコープ店舗にも、普通精米・無洗米を置けるかもしれないですね・・・とのことでした。



大潟村の皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。新米の発売が待ち遠しいですね!

▼今回の様子の動画もご覧ください。


新パッケージ・秋田大潟村あきたこまち

●「んめー米できたんす。いっぺ、くってけれ!」

CO・OP「特別栽培米秋田大潟村あきたこまち」の新米は、宅配は11月3週から、店舗は11月2日から案内が始まります。店舗では玄米のみ取扱いです。
「んめー米できたんす。いっぺ、くってけれ!」秋田の言葉で"美味しいお米が出来ました、どうぞ食べてください"です。もうすぐ発売になる新米をどうぞご利用ください。