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2015年 NPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて、ニューヨークにGO!<ブログ その3>

2018年1月 1日

<2015年4月27日日中(現地時間)>各地で被爆者による証言活動を開いています 国連の「原爆展」の会場にて
こんにちは、石田"エビゾー"センター長のマネジャーこと「山田」でございます(ニューヨークに少し慣れ、ようやく得意の冗談が...(^^;)
国連の原爆展の会場では来場者に向けて、日本原水爆被爆者団体協議会(日本被団協)の和田さんと塩瀬さんが辛い被爆体験や、胸に抱くさまざまな思いを切々と伝えました。会場で足を止められた方は皆、真剣に聞き入っていました。また、NPT再検討会議に出席された岸田文雄外務大臣も会議の合間に原爆展に立ち寄られました。

和田さんが英語で被爆体験を話しています

5班のメンバーは被爆者の方をサポートし、英語で呼び込みや説明を行う役割です。

英語版の証言者からのメッセージを見せながら来場者を呼び込み、証言時間に間に合わなかった方へも、お二人の資料をお渡し

組合員の山本です。被爆者の方々がご自分の使命に力尽くす姿に感動しました。メッセージ入りの鶴は誰もが笑顔になり、子どもから子どもへのメッセージはとてもよいアピールになりました。国連内でこの活動に取り組む意義を感じましたが、ただ奥まった場所のため参加者が少なくて残念です。
おうちCO-OP甲府センター長の石田です。被爆者の方々が訴える努力を続けたことで国際会議にまで広がったことから、継続していくことが核兵器廃絶につながると確信しました。

<2015年4月27日日中(現地時間)>各地で被爆者による証言活動を開いています 「Middle School54」にて
こんにちは、組合員の長澤です。今日6班では被爆者の方とともにMiddle School54(54中学校)で活動を行いました。
日本原水爆被爆者団体協議会(日本被団協)の中村さんと福島さんが、約90人の生徒にご自身の被爆体験を話されました。生徒たちは中村さんの恐ろしい体験や、被爆後に家族離ればなれになった福島さんの話に真剣に聞き入り、「被爆して、体にどのような影響があるの?」「なぜ被爆したことを隠す人がいるの?」などと率直に尋ねていました。
「アメリカが憎くないの?」という質問に中村さんは「日本人は報復をきらう。そして私は、報復の連鎖であなたたちに被ばくして欲しくない」と答えられました。

生徒たちは中村さんが被爆したのと同じ13歳。真剣な面持ちで話を聞いていましたが、最後に千羽鶴をプレゼントされ、にっこり。

その後折り紙にも挑戦!打ち解けて、楽しく親睦を深めることができました

(6班事務局パルシステム神奈川ゆめコープ 海野さんのレポートより抜粋)
中学校の生徒の皆さんはとても熱心で、予定時間を過ぎても質問が終わりませんでした。これには中村さんと福島さんのお二人とも大変喜んでいらっしゃいました! 被爆者のお二人の話が生徒たちにどのように受け止められたのか、聞いてみたい思いに駆られました。将来、世界中の子どもたちの笑顔がいつまでも続きますようにと心の中で祈りました。

<2015年4月27日>核兵器禁止条約の交渉開始を求める署名(目録)を国連にお渡ししました!
こんにちは、代表団事務局の「山田」です。国連本部で平和首長会議主催のヒロシマ・ナガサキアピール集会が開催され、外務大臣、広島・長崎行政関係者、被爆者、生協関係者など約 100 人が集まりました。
広島の松井市長が平和首長会議要請文を読み上げ、生協代表団の本田英一団長が「核兵器禁止条約の交渉開始を求める署名」の目録をバージニア・ガンバ国連軍縮担当次席上級代表へお渡ししました。

最終署名筆数は109万7,059筆。ユーコープが組合員の皆さんからお預かりした10万3,625筆がもちろん含まれています!


2015年4月27日18:00~20:00(現地時間)>被爆者レセプションが開催されました
こんばんは、組合員の齋藤です。レセプション会場では、軍縮会議大使の佐野俊夫氏の歓迎のことばを受けた後、4人がスピーチしました。
うち、広島の松井市長は被爆者の証言や平和の訴えが核廃絶実現にむけて大変重要であること、そして今後自分たちが伝える立場として受け継いでいきたいと宣言されました。
トロント在住の被爆者代表のセツコさんは、日本政府への率直な不満や70年間の身体的・精神的な苦痛を語られました。お話は参加者の心にまっすぐに入ってきたと思います。
今回の面会が地球上からの核兵器廃絶の背中を押すきっかけになって欲しいと切に望みます。
原爆展と要望書お渡しの詳しい様子はこちらをどうぞ 神奈川県生活協同組合連合会ホームページ


スピーチする松井市長(左写真) 最後にテープカットが行なわれました。


<2015年4月28日13~13:30(現地時間)>アメリカに核兵器廃絶の要望書を提出
こんにちは、組合員の長澤です。6班は日本被団協と日本生協連の皆さんと国連本部を訪問しました。

日本被団協と日本生協連それぞれが、米国国連代表部軍縮担当大使のロバート・ウッドさんへ核兵器廃絶の要望書を提出。日本被団協の藤森俊希事務局次長は「要望書は被爆者と核兵器廃絶を願う若い人たちで作ったもの。早期の核兵器廃絶に向け、NPT再検討会議を実のあるものにして欲しい」、また日本生協連の本田英一団長も「生協は日本で一番大きなNGO。その私たちの平和への願いを持ってきたのでぜひ受け取って欲しい」と伝えました。
中村さんと福島さんの被爆体験を聴き、ウッド大使は「被爆者の話は影響力があり、核兵器廃絶を進める者として励まされる。オバマ政権になってから核兵器の数は減っている、簡単な道のりではないが廃絶の方向に少しずつ向かっているのは確か」と話しました。
原爆展では広島・長崎両平和資料館から貸し出された50枚のパネルを含む展示がされています。
証言活動やレセプションの詳しい様子はこちらからどうぞ 神奈川県生活協同組合連合会ホームページ

要望書を渡す日本生協連の本田英一団長   ウッド大使(右)と米国国際戦略防衛秘書官デビット・ハドソンさん


<2015年4月28日15:00~16:45(現地時間)>各地で被爆者による証言活動を開いています ケア付き住宅にて
ハロ~エブリバディ、ハウドゥユ~ドゥ?代表団事務局の「山田」であります。
今日5班はマンハッタン島の北部「イザベラホーム」を訪問しました。参加者の中には100歳を越える方もお二人ほど。被爆者の和田さん、塩瀬さん、藤森さんが順に被爆体験を話すと、原爆のあまりのむごさを初めて知り、思わず驚きの声をあげる人もいました。

広いホールに利用者と近隣の人々など約50人が集まりました。右上は英語で話す被爆者の和田さん。

参加者のうち2人からこの活動の意義や原発について質問があり、藤森さんがお答えになりました。その後部屋を変えて5~6人に分かれ、お茶をいただきながら懇談しました。

「原爆は間違いだった、謝りたい」とおっしゃる方や、「原爆は戦争終結のための正しい選択」と子どもが教育されていることへ危惧を感じている職員も

2015年 NPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて、ニューヨークにGO!<ブログ その4>

【動画でご紹介】2015年、組合員代表の皆さんがニューヨークで核兵器廃絶の取り組みに参加