2018年1月 1日
<2015年4月29日9:00(現地時間)>スイス政府に核兵器廃絶の要望書を提出
Good morning,This is Yamada~!明日には英語で冗談が言えるかも、代表団事務局「山田」です。
さて、私たちの活動もいよいよ最終日。まずは朝一番、私たち5班はスイス政府国連代表部を訪問しました。
そこで日本被団協の藤森さんが「スイス政府のこれまでの核兵器削減活動に感謝している、今回のNPT再検討会議の進展にぜひ力を発揮してほしい」という内容の要請書をお渡ししました。
また日本生協連の和田専務も「生協が被爆者の活動を支える役割を果たしている」と話した上で「核兵器のない平和な世界実現のために支援を」との要請書を提出しました。
スイス政府核軍縮ベンノ・ラグナ―代表は「核兵器はいかなる理由でも使うべきではありません。今回のNPT 再検討会議で前回よりもさらに強いメッセージが出されることを望んでいます」と、強い信念を示されました。そして若い世代への教育が重要であり、被爆者の皆さんが経験談を話すことへの感謝の辞と、核兵器をなくす国民合意については「すぐに合意できたわけではなく、1人ひとりの活動が国を動かすのです。国民と国の話し合いは国どうしの場合同様に必要です」などと述べられました。
核兵器の廃絶を願う強い思いを交換しあうことができました
組合員の立川です。力強いラグナ―代表の言葉を聞いたあと、国連本会議場でNPT再検討会議を傍聴しました。 ちょうど発言されていたウクライナの代表から「ヒロシマ、ナガサキをくりかえしてはならない」という声明がありました。今回のスイス政府代表部の方々の誠実な対応は、NPTに対するスイス政府の強い決意がよく伝わってきました。他の国にも広がっていくことを期待したいと思います。
<2015年4月29日10:30~14:30(現地時間)>各地で被爆者による証言活動を開いています ラガーディア・コミュニティ大学にて
おはようございます、組合員の斎藤です。今日のニューヨークは暖かい日となりました。私たち6班はロングアイランド島にあるラガーディア・コミュニティ大学を訪問。会場にあふれるほど集まってくれたたくさんの学生さんへ、谷口さん・中村さん・福島さんが順に被爆体験を伝えました。
「今回の訪問でアメリカ政府から公式な謝罪がありましたか?」学生からの質問に対し、谷口さんが「謝ってもらうために来たわけではない。核兵器の廃絶を求めに来たのです。」と返答。会場から自然と拍手が沸き起こったのが一番印象的でした。
これをきっかけに、さらに戦争の恐ろしさや平和の大切さを学ぶ学生が増えることを期待します。同時に日本の若い人たちにも「知る機会」がもっともっと必要と感じました。
<2015年4月29日PM(現地時間)>各地で被爆者による証言活動を開いています バード高校にて
急に納豆とこんにゃくが恋しくなってきた、代表団事務局「山田」です。
5班は午後、マンハッタンにある高校で、130人の学生たちを前に、和田さん、塩瀬さん、藤森さんが被爆体験を話しました。和田さんからは「次はあなたたちが伝えていく番」、塩瀬さんは「皆さんに同じ体験をさせたくない」、そして藤森さんは「なぜ今、70年前のことを話すのか、核兵器と人、そして地球の環境との関わりはどうなのか」という内容で話をされました。
組合員の山本です。学生の皆さんから「もしも今、核兵器が爆発したら?」「被爆者の精神面や身体的影響は?」「アメリカについてどう思うか? 」など、質問がたくさん出ました。横断幕にメッセージを書き入れてもらい、折り鶴を渡すと、同世代の子どもたちが書いたメッセージが入っていることに強い関心を示してくれました。
終了後に皆で書き込んだ横断幕を持って記念写真を撮影
組合員の立川です。 ほとんどの学生が最後まで熱心に聴いてくれて、とても感激です。この学校は通常の高校カリキュラム2年のあと、残り2年は大学のように研究テーマを決めて勉強していくそうです。さまざまな若者が集っていている高校で、皆で平和や核兵器について考えられたことは本当に良かったと思います。戦争がなくなる希望がじわっと湧いてきました。
<2015年4月29日18:00~20:00(現地時間)>活動を振り返って。しかしNPT再検討会議はこれからです。
ユーコープ代表団事務局「山田」です。ニューヨークでの全スケジュール、なんとか無事にこなすことができました。ほっ。。。もう少しで英語版オヤジギャグをモノにできるところでしたが、残念ながら時間切れ、明日帰国します。
世界唯一の戦争被爆国NIPPONから、重く辛い体験を背負うご高齢の被爆者の皆さんがここニューヨークに足を運び、「核兵器の廃絶を願うメッセージ」を直接自分の声で伝え続けた大変重要な5日間でした。
私たち全国からの生協代表団も、微力だったかもしれませんが被爆者の皆さんを精一杯サポートしてきました。
ニューヨーク最終日となった今夜、日本からの参加者約150人が再び集まって、5日間の活動の振り返りと慰労を兼ねた夕食懇談会が開催しました。
日本被団協の谷口稜曄団長、生協代表団の本田英一団長の挨拶で始まり、班ごとに活動を振り返りました。まとめの発表では、各班で一番年齢が若い参加者がそれぞれに感じたことや今後に向けてなどを発言、全員で思いを深く受け止め、共有しました。
ラガーディア・コミュニティ大学での活動と懇談会の様子はこちらもどうぞ 神奈川県生活協同組合連合会ホームページ
ワタクシ事務局「山田」も、被爆者の皆さんと私たち生協の組合員や職員約150人がこの活動を行ったことで、ニューヨーク市民やNPT再検討会議の参加者の皆さんに「核兵器が非人道的なものであり、一日も早く廃絶すべきものであること」が伝わったと感じております。
代表団のニューヨークでの活動はこれで終了しますが、27日に始まったNPT再検討会議はこれからが本番です。帰国し、日本から見守ってくださった多くの方とともに、引き続きNPT再検討会議2015の結果を注視していきます。またこの貴重な平和活動の報告会を各所で開催する予定です。
署名や募金にご協力いただき、応援してくださった皆さん!本当にありがとうございました。このブログ、言葉足らずなところもあったかと思いますが、日本に帰ったらもう少し補強するつもりです。どうぞご了承ください。さあ、納豆とこんにゃくめざして、元気に帰還しなくっちゃ。
<2015年5月1日17:50(日本時間)>成田に到着しました
組合員理事の馬場です。4/30の昼にニューヨークを発ち、先ほど成田に無事、到着しました。代表団の皆さんそれぞれが、心にたくさんの思いを持って帰ったのではないでしょうか。後日の報告会でお伝えできればと思います。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
<2015年5月6日>お店での掲示用に、mio写真ニュースを発行しました。
<2015年6月1日>理事長声明
皆さん、お久しぶりです。平和活動担当「山田」です。
ニューヨークから帰国後、英語でギャグをとばしながらNPT再検討会議の成り行きを見守っていました。が、とうとう最終文書案は採択されることなく閉幕...、非常に残念です。
しか~し。平和でより良いくらしをみんなで一緒につくっていくのがユーコープ。だからあきらめず、今後も粘り強く核兵器廃絶を訴えていきたい、と思ってます。
本日、ユーコープ理事長声明が出ましたので掲載します。
<2015年6月17日>ニューヨークでの取り組みを紹介する動画ができました
皆さん、こんにちは。平和活動担当「山田」です。動画編集のため、飲まず食わずでヤマにこもっていたら、マスターまぢかだった英語はすっかり忘却のかなたへ...OH!
組合員代表の皆さんがニューヨークで参加した、核兵器廃絶を訴えるさまざまな取り組みの様子です。3分ちょいですが、どうぞご覧ください。
動画はコチラから