2013年12月30日
コープオリジナルおせち「祝御膳」「初春」の製造を委託している石井食品株式会社(千葉県)では、今おせち作りが佳境を迎えています。
12月31日に組合員のもとに届ける冷蔵の宅配おせちを、お正月間近の数日間で製造し、箱詰め・梱包しています。
ユーコープでは担当バイヤーが製造に立ち会い、品質管理チェック表に基づき、商品仕様書との照合や一括表示の確認・おせちの味の確認・作業確認など28項目についてチェックをしています。
●工場内の点検・確認
三段重はそれぞれのお重を3つのラインで製造。最後にお重を組み合わせます。
間違って同じお重を組み合わせることがないように、置く場所を固定にしたり、箱にシールを張ったりなど工夫をしています。
右の写真は、同じ石井食品で製造している天外天料理総長 中川優監修「福禄寿(一段)」に入れる食材が規定の重量入っているか、はかりを使ってスタッフ(左)とバイヤー(右)が確認しているところです。
そのほか、製造工程・室内温度・作業着が清潔かどうかなど、もれなく確認します。
●検食(過不足・見た目・味の検査)
石井食品で製造しているコープオリジナルおせち「祝御膳(三段)」「初春(二段)」、天外天料理総長 中川優監修「福禄寿(一段)」を開封し、決められた位置に決まった食材が決められた量目入っているかをまずユーコープのバイヤーが点検します。
そのあとおせち食材1点ずつ全て食べ、味付けや硬さなども確認します。一見おいしそうに食べていますが、実は体を張る大変な作業です。
「石井食品さんならではの味付けですね。」とユーコープバイヤーの瀧浪担当(写真左)。中央は岩田担当。
おせちの内容や味付けは、おせちに同封するアンケートのご意見を反映し、毎年工夫をしています。
●社員総出でおせちづくりに奮闘しています
「初春(二段)」ラインで、石井食品「生協チーム」の米川さん(写真右)がセット作業中でした。この時期は、全社員総出でおせち作りに入っています。
「ユーコープの組合員の皆さん、心をこめておいしいおせちを作っていますので、楽しみに待っていてください」と、マスクの向こう側で笑顔でお話いただきました。
●検査用のおせちを「商品検査センター」に発送します
製造したおせちは各3箱ずつ、宅配便の伝票を張り付けて、夕方ユーコープ商品検査センター(神奈川県厚木市)に向けて発送します。
●「商品検査センター」で、微生物検査・放射能検査・検食を実施しています
翌朝9時半におせちが商品検査センターに到着しました。
早速、検査センター職員がおせちを開封ます。適切な温度で配達されているかを温度計で測定しています。(写真左)
すぐに微生物の検査が始まります。微生物とは聞きなれない言葉かもしれませんが、食中毒菌のことです。
写真右はコープオリジナルおせち「初春」の検査をしているところです。
いくら・栗きんとん・かまぼこと、1品目ずつ検査するので時間がかかりますが、手際よくすすめています。
この後、放射能検査と検食を実施します。