食材を
毎週お届けし、
買い物が困難な地域のくらしを支える
おうちCO-OP佐久間センター
(静岡県浜松市天竜区佐久間町)
日々の生活に、
おうちCO-OPは「必要不可欠な存在」
少子高齢化や過疎化の影響で、日々の食料品などの買い物が困難な地域があります。
おうちCO-OPは、地域をくまなく配送するネットワークを生かし、地域のくらしを支えています。
おうちCO-OP佐久間センターを訪ね、宅配利用中の組合員と配送担当者にお話を伺いました。
買い物が困難な地域の
組合員インタビュー


「約1年前、おうちCO-OPの利用を始めました。きっかけは、徒歩で買い物に行ける唯一のスーパーが閉店したこと。親戚など頼れる人もいなくて、どうしようかと困っていたとき、近所に来ているおうちCO-OPのトラックを思い出しました」と話すのは、佐久間町浦川地域に住む相田さん(仮名)。相田さんは車の免許を返納済みで、一番近いスーパーでも電車で約1時間かかります。「一度に買い物できる量には限界がありますし、自宅から駅までは坂道なので持って帰るのにも苦労します。そんな中、日々の生活で必要なものは全て、おうちCO-OPが自宅まで届けてくれるので本当に助かっています。また、バラ凍結のお肉や個包装の魚、冷凍野菜なども、食材を無駄なく使えるので重宝しています。今では、おうちCO-OPがない生活は考えられません。これからも頼りにしています」。


続いて、話を伺ったのはグループ宅配を利用中の市村さん、坂根さん、大木さん。おうちCO-OPの利用歴は10年以上。3人とも、相田さんと同じ浦川地域に住んでいます。
市村さん
生活するうえで、おうちCO-OPは必要不可欠な存在です。
徒歩圏内で買い物ができる場所はありません。コロナ禍で、車でちょっと遠方まで買い物に行く・・・ という機会も減りました。食料品だけでなく、衣服や雑貨などのカタログを見るのも楽しみのひとつになっています。
大木さん
坂根さん
長く利用しているので、牛乳や豆腐など、「この食材はコープで!」というものが決まっています。今までもこれからも、私たちにとっておうちCO-OPを利用することは、すごく自然なこと。配送担当の葉田野さんも、まじめで気さくないい人ですし、週1回会えるのが楽しみです。


組合員の「ありがとう」の言葉がやりがいに
浦川地域の配送を担当している葉田野さんは、2019年から佐久間センターで働いています。
「もともと自宅の近くにユーコープのお店と宅配センターがあり、妻も利用していて親近感があったので、求人チラシを見てすぐに応募を決めました」と話す葉田野さん。
現在、月~木曜日の午後に配送を担当しています。「私が担当する組合員は約90人。そのうち、約6割が80代以上です。日々、『助かっているよ!ありがとう』と声をかけていただき、皆さんのくらしの支えになっていることを実感しています」。また、週1回の配送は”見守り“の役割もあるという葉田野さん。「電気はついているのに応答がないときなど、少しでも異変を感じた場合は注意するようにしています。週に一度、必ずお届けに行くからこそ、気づけることがあると思います。
最近は、長く担当している組合員の商品は、『これは○○さんの商品だな』など、大体分かるようになってきました。体力が続く限り、この仕事を続けたいです」。
買い物が困難な地域の
くらしを支える
おうちCO-OP。
これからも、各地域で
お届けを続けます。