福島県富岡町「夜の森さくらプロジェクト」の桜が開花しました

復興支援のシンボル。

2019年4月4日

生活協同組合ユーコープ(以下ユーコープ)では「震災を忘れないこと」「最後まで支援を続けること」を基本方針に、被災した方々の要望に沿いながら復興支援に取り組み続けています。2019年3月29日、おうちCO‐OP甲府センター(山梨県甲府市)の敷地内に植樹した、福島県富岡町の「夜の森(よのもり)さくらプロジェクト」の桜が一輪、開花しました。

夜の森さくらプロジェクトとは、福島県富岡町の桜の名所、夜の森地区の桜の直系子孫の苗木を全国各地に植樹する活動です。富岡町は、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、全町避難を余儀無くされました。2017年4月1日、一部地域を除き避難解除になったものの、未だ復興への道のりは遠く、普段のくらしを取り戻すためにはさまざまな課題が残されています。 このプロジェクトには、富岡町民の心のよりどころである「夜の森」の桜が避難先で、また、富岡町に心を寄せる方々の近くで、美しく咲き続けることができるよう願いが込められています。 今回開花した桜は、富岡町からコープふくしまを通じておうちCO-OP甲府センターに寄贈され、2017年3月に植樹式を行ったものです。

写真:昨夏のゲリラ豪雨で桜の木が折れてしまい生育を心配していましたが、かわいらしい花をつけてくれました