2025年6月 2日
国会決議「国際協同組合年に当たり協同組合の振興を図る決議」の可決を受け、生活協同組合ユーコープ 代表理事理事長 當具伸一は以下の通り談話を発表いたしましたのでお知らせします。
「国際協同組合年に当たり協同組合の振興を図る決議」が5月27日の衆議院本会議、5月28日の参議院本会議で採択されました。
今回の決議は、①協同組合に関する施策の企画立案・実施について「協同組合のアイデンティティに関するICA声明」(1995年)等を尊重すること、②持続可能な社会づくりにおける有力な主体として協同組合を位置付けること、③民間非営利組織である協同組合の発展に留意すること、という3つの基本的考え方を踏まえ、政府が協同組合の振興に取り組むべきであるとしています。協同組合の共通の意義や役割、協同組合政策について初めて国会で確認された決議であり、画期的な内容となっています。
2025国際協同組合年のテーマは「協同組合がよりよい世界を築きます」です。私たちはこの年を、協同組合の理解者を増やすことでより多くのステークホルダーと連携し、持続可能な社会づくりに向けた取り組みを促進する大きな機会であると捉えています。
協同組合の一員である生活協同組合ユーコープは、地域で持続可能な社会づくりに向けた取り組みを進めてきました。今回の国会決議を歓迎するとともに、事業・活動の実践を通じて持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて取り組みをさらに推し進め、協同組合への期待に応えるべく努力を重ねてまいります。また、今回の決議を契機として、内外の多くの皆様に協力を呼びかけながら、協同組合を盛り上げる機会としたいと考えています。
生協および協同組合の取り組みに対する、一層のご理解とご支援をお願いいたします。
「国際協同組合年に当たり協同組合の振興を図る決議」はコチラからご覧いただけます。
◆国際協同組合年とは◆
国連は、協同組合が事業や活動を通じて、地域社会の課題解決やSDGsに貢献していることを評価し2025年を2回目の国際協同組合年に定めました。国連が同じテーマで国際年を2回定めることはこれまでになく、社会的な課題解決に向けた協同組合の役割発揮に対する大きな期待が表れています。
◆ユーコープでは◆
ユーコープも協同組合です。神奈川県内の生協や労働者福祉協議会などと協力して、フードバンクかながわを設立したり、各県ではヒロシマ・ナガサキスタディツアーなど平和につながる活動も、他生協と一緒に取り組んでいます。