2024年5月22日
5月21日(火)、アメリカ合衆国に対して臨界前実験実施に対しても強く抗議するとともに、核軍縮に真摯に取り組むことを求める抗議文を送りました。
全文は以下の通りです。
アメリカ合衆国
ジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア大統領 閣下
アメリカ合衆国における臨界前核実験実施に強く抗議します
貴国が2024年5月14日夜、ネバダ州で臨界前核実験を実施したことに強く抗議します。
2021年1月に核兵器禁止条約が発効され、核兵器廃絶へ向けた歩みをすすめている中での暴挙であり、国際的にみても到底許されることではありません。
貴国の今回の核実験は、核兵器廃絶を願う世界の人々の期待を裏切るものであり、国際社会の動きに逆行し、核兵器の拡散と脅威を助長するものです。私たちは、世界で最初に核兵器を人類の頭上で爆発させた貴国こそが、世界に先駆けて核兵器廃絶の行動に立ち上がる責務があると考えます。核兵器は人類の歴史を終わりにしかねないものであり、人類と核兵器は共存できません。
私たちユーコープは、被爆国日本の国民として「核兵器の廃絶」と「被爆者援護」という共通の願いを平和活動の柱とし、被爆者と連帯して世界の平和をめざす取り組みを進めてきました。
今回の貴国の核実験に強く抗議するとともに、今後計画されている一切の核実験を中止するだけでなく、核兵器禁止条約に加わり「核兵器のない平和な世界の実現」にむけて、率先して取り組まれることを強く求めます。
2024年5月21日 生活協同組合ユーコープ 代表理事理事長 當具 伸一