2023年1月 6日
ユーコープでは「暴力と虐待から子どもを守るカンボジア指定募金」に、2019年から2023年の5カ年計画で取り組んでいます。お寄せいただいた募金は、日本ユニセフ協会を通じて、教員や保護者への「暴力を使わない生徒指導法・子育て法」の研修費用など、子どもへの暴力の連鎖を断ち切るための支援活動に役立てられます。
2022年は皆さまのご協力が、1,030万1,849円の支援につながりました。ご協力ありがとうございました。
ユニセフのカンボジアへの支援活動
ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)は、世界のすべての子どもの命を守り、健やかな成長を支え、明るい未来をつくるために、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に約190の国と地域で活動しています。ユニセフの活動分野・子どもの保護の中で、カンボジアは特に子どもへの暴力が深刻な社会問題になっており、また日本からの支援が少ない国でもあります。支援対象は首都プノンペン、バッタンバン州、シアムリップ州、プレア・シハヌーク州の小学生5万人および子ども約6,500人です。カンボジアの世代間で引き継がれる暴力の連鎖を断ち切るために支援活動を続けています。
カンボジアでのコロナ対応の工夫
暴力を使わない子育て法と生徒指導法の両プログラムは、新型コロナウイルスの感染状況に合わせて適宜内容を更新しています。例えば、パンデミックの期間中、子どもと親や保護者の両方で、うつや不安に苦しむ人の大幅な増加が問題となりました。これに対応するため、ユニセフはカンボジア政府と実施パートナーと協力し、両方のプログラムに心理社会的支援の項目を組み込みました。
さらにユニセフは、新型コロナウイルスまん延防止のための移動制限に対応するため、親や保護者に対する遠隔での広報を推進するなど、柔軟性をもって継続的に支援を行っています。<ユニセフ カンボジア事務所報告より>
神奈川県ユニセフ協会 「暴力と虐待から子どもを守る」カンボジア指定募金