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アメリカ大統領あてに抗議文「アメリカ合衆国における臨界前核実験実施に強く抗議します」を送りました

2022年4月18日

4月18日(月)、アメリカ合衆国に対して臨界前実験実施に対しても強く抗議するとともに、核軍縮に真摯に取り組むことを求める抗議文を送りました。
全文は以下の通りです。


アメリカ合衆国大使館気付
ジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア大統領 閣下


アメリカ合衆国における臨界前核実験実施に強く抗議します
 
 貴国が2021 年6月と9月の2回にわたり、ネバダ州で臨界前核実験を実施していたことが明らかになりました。2021年1月には「核兵器禁止条約」が発効され、核兵器廃絶へ向け新たな一歩を踏み出した中、その行為は、核兵器廃絶を求める世界の世論に逆行し、国際的に見ても許されることではありません。

 また、被爆者をはじめとする平和を希求する世界中の人々の切なる思いを踏みにじる行為で、到底容認できるものではありません。

 ユーコープはこれまでも、被爆国日本の国民として「核兵器の廃絶」と「被爆者援護」という共通の願いを平和活動の柱とし、被爆者と連帯して世界の平和をめざす取り組みを進めてきました。

 今回の貴国の実験に強く抗議するとともに、今後計画されている一切の核実験を中止することを求めます。また、ウクライナに対するロシアの軍事侵攻では、ロシアが核兵器での威嚇をおこなうことなど、核兵器使用の危険性が高まっています。今こそ「核兵器なき世界」の実現に向けて、核兵器禁止条約に加わると共に、NPT(核兵器不拡散条約)で約束した誠実な核軍縮に取り組むことを強く求めます。


2022年4月18日
生活協同組合ユーコープ
代表理事理事長 當具 伸一