重要なお知らせ

【声明】核兵器禁止条約の発効の確定を心より祝福します

2020年10月26日

核兵器禁止条約の発効の確定を心より祝福します

~条約発効に必要な50カ国の批准を達成~

生活協同組合ユーコープ  

代表理事理事長 當具 伸一

 
 2017年7月7日に国連で122カ国の賛成で採択された「核兵器禁止条約」の批准が、10月24日条約発効の条件である50カ国・地域に達しました。条約は90日後の来年1月22日に発効し、核兵器を非人道的で違法とみなす初めての国際条約が動き出します。

 ユーコープは、ヒロシマ・ナガサキで被爆した方々が「生きている間に核兵器のない世界を実現したい」と全世界に呼びかけてきた「ヒバクシャ国際署名」に賛同し、組合員に呼びかけて参りました。そして3年間で約26万筆と多くの方々にご協力をいただき、つながりを作ってきました。

 核兵器禁止条約の発効が確定したことを、被爆者の皆さまをはじめ、取り組みを広げてきたすべての皆さまとともに喜びたいと思います。

 しかし条約は、批准した国だけが法的に拘束されるため、世界の核兵器の9割を保有する核保有国や日本をはじめとした核保有同盟国にはその効力は及びません。そのため、批准国を増やして「核兵器は違法」という国際規範を広げていくことが、核兵器廃絶に向けた今後の大きな課題です。

 核兵器廃絶に向け、歩みを止めることなくさらに取り組みを進めることで、日本をはじめとする全ての国が核兵器禁止条約を批准するように核兵器廃絶の世論を広げていきましょう。