2016年10月11日
ユーコープは2016年に、山梨県産ぶどうを100%使用し、山梨県で醸造したユーコープセレクション「山梨県産ワイン」を4品発売します(3品は発売済み、1品は11月に発売)。
9月22日(木)、そのワインのメーカーのひとつ「フジッコワイナリー株式会社」の契約農場(甲州市勝沼町※1)で、組合員と家族など25人(大人17人、子ども8人)が赤ワイン原料となる「メルロー種」※2のぶどうを収穫する体験とワイナリーの見学をしました。
※1...勝沼はぶどう収穫量日本一を誇る山梨県の中でも名産地として名高い地域。ワインづくりの歴史も古く、明治時代までさかのぼります。
※2...「メルロー種」は世界でもっとも多く栽培されているワイン用ぶどうです。特にフランスのボルドー地域ではよく用いられる品種ですが、国産としては非常に希少です。湿度の高い日本では病気になりやすく、管理が難しいからです。
この日は雨模様でしたが、「せっかくだからー房だけでも収穫を体験したい」という声が多かったため、雨具をしっかり身に着け短時間で体験することになりました。
工場から歩いて10分ほどの契約農場につくと、濃い紫に熟したメルローに参加者の目が輝きます。
フジッコワイナリーの方から「収穫しながら味見をしていいですよ」と伝えられると、「甘い!」「おいしい!」と歓声が上がりました。「ワイン用のぶどうなのに、生食用と同じぐらい甘い」という参加者の声に「雨続きなので実が水分を蓄えてずいぶん糖度が下がっているんですよ。いつもならもっと甘いです」とフジッコワイナリーの方が答えると、「これ以上甘いの!?」と目を丸くして驚いていました。
今回収穫したワインはすぐワイナリーに運び込まれて果汁を搾り、来年販売するワインの原料になりました。
一般の見学者はガラス越しにしか見ることができない製造工程、また公開していない熟成工程を目の前で見せていただきました。
工場の中は、ワイン好きならうっとりするほどの香りで包まれていました。
参加者からは、「ぶどうを育てる人の苦労が分かりました。醸造工程も目にするの初めてで新鮮でした」「発売までの経緯も知って愛着がわきました」「ますますコープの商品に信頼と安心感を抱きました」「発売が待ち遠しい!」などの声が寄せられました。