【かながわ】くらしの見直し講演会『後悔したくない 上手な「実家じまい」』開催しました 開催日10/27

2023年11月 7日

10月27日(金)、ファイナンシャルプランナーの佐藤益弘先生を講師にお迎えし、くらしの見直し講演会『後悔したくない 上手な「実家じまい」』を開催しました。


【開催日】10月27日(金) 10:30~12:00

【開催方法】Web会議ツール「Zoom」を使用

【講 師】佐藤 益弘氏 (ファイナンシャルプランナー)

【参加者】36名

【主 催】LPAかながわ (協力:コープ共済連)







親が亡くなると直面する「実家じまい」ですが、実家を空き家のまま放置しておけません。自分が住む?売却?賃貸?状況によって解決策は様々です。
手遅れになる前に、ベストな「実家じまい」対応策について、経験豊富なファイナンシャルプランナーの佐藤益弘先生にお話いただきました。




【先生のお話から】

・現在、居住目的のない空き家はどんどん増え349万戸。そのうち3/4超が昭和55年以前(新耐震基準以前)に建設されたもので、増え続ける理由として、親の長寿化により親から家を引き継ぐ前に子が家を購入してしまうということがあります。

・空き家放置で起きやすいリスクとしては、管理コストがかかることや老朽化が加速、不審者侵入・放火・ゴミの不法投棄などがあります。もし特定空き家に指定された場合は、解体して更地にする場合自治体が費用の一部を助成してくれることもあり、空き家をリフォームする場合補助金が出る場合があるので自治体に確認してみましょう。

・実際土地を相続したものの、土地を手放したいと考える人が増加し、令和5年4月27日「相続土地国庫帰属制度」が施行されました。現在申請された885件のうち2件が受理されたとのことです。

<実家の活用法>

① リフォームして自分で住む

② 他人に貸して賃貸収入を得る

③ 古家付きで売却

④ 更地にして売却

⑤ 「相続土地国庫帰属制度」を利用する(お金を出して土地を国に引き取ってもらう)

・兄弟間で話し合いをし、活用方針をはっきりさせることが肝要!活用方針さえ決まれば、その分野に詳しい専門家に相談しましょう。

・先生のお話を聞き、人口減少が激しい場所は⑤「相続土地国庫帰属制度」を利用するも選択肢ではないかと思いました。

【参加者の声】

★身近に迫った問題だったので勉強になりましたし、さらに色々勉強しないといけないと思いました。 (50代 Aさん)
★実家じまいの講演会は、初めてでした。実家をどうしたいのか結論を先に出す。その為にどの様に進めていくのか。実績が有り、共に考えてくれる専門家に相談する。参考になりました。(60代 Yさん)
★「実家じまい」の具体的な進め方と、国が土地を買ってくれる制度があることがわかり参考になった。 (50代 Kさん)
★ある程度の基礎知識を有しているつもりの中で、法改正に関する解説がとても有意義でした。(70代 Mさん)
★実家じまいについて佐藤先生の話しがとてもわかりやすくて今後考える上で参考になりました。(40代 Tさん)