【かながわ】くらしの見直し講演会「災害やコロナ禍で家計を支える公的支援・これからの家計の在り方」をZoom開催しました

2022年3月 9日

2月25日(金)清水 香氏を講師にお招きし、「災害やコロナ禍で家計を支える公的支援・これからの家計の在り方」をお話ししていただきました。

【開催日 】2月25日(金) 10:30~12:00

【開催方法】Web会議ツール「Zoom」を使用

【講  師】清水 香氏 (FP&社会福祉士事務所OfficeShimizuファイナンシャルプランナー/社会福祉士)

【参加者】25名

【主 催】LPAかながわ (協力:コープ共済連)

コロナ禍で収入が減るなどして生活が厳しくなったとき、あるいは自然災害で家族や財産を失ったときなどの支えとなる公的支援の探し方や具体的な内容、窓口や手続き方法などについて、最新情報を交えてわかりやすく伝えていただきました。
加えて、誰しも「もしも」があり得る中、家計とどう向き合えばよいかについても考えさせられました。もっともタイムリーなテーマとして、危機管理を様々な角度から学ぶことができました。
例えば
・住宅ローン延滞は回避
一度でも延滞すると優遇金利は無効に。延滞損害金の負担、個人信用情報への登録、3か月以上そのままだと「期限の利益」を失い、一括返済を求められ、住まいを失うことになりかねないこと。

・休業等に伴う収入減少で家賃負担が困難なとき
「生活困窮者自立支援制度」により「住居確保給付金」収入および資産要件を満たすと、家賃を上限に一定額を最長9か月まで補助。支給額は地域により異なる。窓口は市区町村の自立相談支援機関で、原則郵送で申請すること。

この30年ほどで社会・経済環境は大きく変わり、コロナ禍によってさらなる変化を強いられました。「まさか」が起こりうる時代、これまでの暮らし方の常識をアップデートする必要があります。

自分たちにとっては、まず、家計の現状を把握する事が大切で、持続可能な「自分らしい暮らし」を維持するために支出の優先順位を改めて考えてみる。感染症拡大の影響による収入減は、保険での備えはできず「打つ手なし」。そのためにも体力のある家計づくりが重要なことがよくわかりました。

【参加者の声】

★ゆっくりとお話が進み、とてもわかりやすい講座でした。 コロナ禍での住宅ローンの破綻件数に驚きました。生活支援の政策も、まとめてみるとこんなにもあるんですね。被災者生活再建支援制度は持ち家のみ適用だと思ってたので、情報を知ることができよかったです。 住宅ローン・奨学金とも「延滞するよりまずは相談!」「今月はお金ないから仕方ないの!」という声をちらほら見かけます。延滞のデメリットが大きいこと、延滞以外の方法があることを周りに広めてたいと思いました。(Mさん)

★延滞せず、先延ばしできることがわかった。まずは、家計の現状把握を行いたい。(Sさん)

★バラバラ、あいまいだった知識が整理されたことで、いざという時に備える行動、起こす行動を整理した形で理解することに繋がりました。ありがとうございます。 「必要とする人に、必要な情報を渡す」、その前の「いざという時に備える、情報を得る手段を知っておく」そのようなことをお手伝いできる場を設けていきたい、と強く思いました。(Kさん)

★とても為になり、漠然とした不安が和らぎました。支援策については、世の中にありそうだとは思うけれどどこでどのように探せばいいのかと思っていました。市のホームページを見るにしてもどこから入って、何というキーワードにすればうまく見つかるのかがわからないし、見つけたところで今度は文章が硬くてわかりづらく、自分が該当するものにたどり着くまでが大変です。これがまとまっているページがあると知れたのはありがたいです。 そして、家計の現状把握・固定費の見直しについては、すぐに取り掛かれて一番大切な対策だと痛感しました。家計簿アプリにレシートを記録しているのに、振り返りや分析に利用していない事を思い出しました。また、住まい方そのものを柔軟に考えてみてもよい時代になっているという話は、目から鱗でした。(Yさん)

★参考になりました。家計を引き締めていかなければいけないことに気付かされた。(Jさん)

★難しい内容をわかりやすく説明してくださったので、全般的に理解する事ができました。知らない事も多く、知る事ができて良かったです。(Nさん)