参加と交流のひろば 参加と交流レポート:くらしの見直し

【しずおか】「FP入門講座 第4回」を開催しました

2019年7月23日

こんにちは、LPAの会です (^o^)

20190625_shizuoka-fp-nyumon.JPGロッキーセンター(静岡市)とユーコープ緑ヶ丘店(掛川市)で、FP入門講座第4回「知っておきたい♡つかうお金とまもるお金のはなし」を開催しました。


ライフプランを実現していくには、それを経済的に支える「長期資金計画」が必要になります。

"ちょっとむずかしそう?"と感じる方もいるかもしれませんね。ライフプランに必要なつかうお金をどう守って準備するのか、目的に合った金融商品を選ぶためのキホンを知っておくことが大切です。



講座の中身を少しだけお伝えしますね。

「つかうお金」わが家の三大資金の山を知ってみよう

三大資金とは、「子どもの教育資金」「住宅取得資金」「老後の生活資金」の3つのことです。
この「大きな出費を伴う3つの山」が、「いつ、どのくらいの規模」で、わが家にくるのかを知っておけば、それに向けて対策を考えることができます。

  • 教育資金:積立て

・いつ頃必要かがわかりやすく、貯めやすい資金です。時間を味方に、児童手当などをコツコツ貯めていきましょう。

・元本保証の金融商品で、必要な時期までに確実に準備していきましょう。

・資金の不足が考えられるときには、奨学金制度や教育ローンの利用が選択肢にあがります。

・奨学金制度は早めに調べてみましょう。日本学生支援機構の奨学金制度のほかに、奨学金制度がある学校や企業、自治体などもあります。

  • 住宅取得資金:後払い(ローン)

・毎月の返済額は、わが家の家計ならいくら借りられるのではなく、「いくら返せるか」で考えます。

・住宅ローンを組む場合は、金融機関ごとに条件が違うことが考えられます。ローンの金利や返済方法なども事前に調べてみましょう。

  • 老後の生活資金:取り崩し+公的年金

「 老後生活資金2,000万円必要? 」

・老後の生活資金は、セカンドライフのくらし方によって、大きく変わります。まずは、「誰と・どこで・どんな風に」過ごすか考えたうえで、必要な資金を見積もってみましょう。

・公的年金は、なんといっても老後の柱、ねんきん定期便などで年金額などを調べてみましょう。

・公的年金に足りないところを補う収入として、それまで貯えた資金を取り崩して補うのが一般的です。

「まもるお金」の準備には、お金について基礎知識を得ることが大切です

  • お金は大きく3つ「すぐ使えるお金」「貯めるお金」「儲けるお金」に分類できます。

・流動性資金(すぐ使えるお金):普通預金や通常貯金など。いつでもすぐに引き出せます。

・確実性資金(貯めるお金):定期預金など。目的に向かって、コツコツ積立てましょう。

・収益性資金(儲けるお金):長期間運用できる余裕資金。投資信託や株などがあります。収益性資金は、特にリスクやかかる手数料なども、しっかりと調べて知ることが大切です。

お金の運用に、「換金性」「安全性」「収益性」を求めますが、1つの金融商品ですべてに優れているものはありません。性格が違う金融商品をバランスよく組み合わせて運用しましょう。

    • 利息の付き方には、単利と複利があります。「元本」に利息が付くのが単利、それに対して、「元本+利息」に利息が付くのが複利です。単利より、複利のほうが利息の増え方が早くなります。
    • インターネット銀行は、店舗を持たず、コストが抑えられているため、金利が高めに設定されています。インターネットを介して取引を行うため、セキュリティやパスワードの管理など注意する事柄もあるので、しくみを十分理解して上手に利用しましょう。
    • 預金保険制度の対象となる金融商品であれば、元本1,000万円までとその利息は全額保護されます。ただし、外貨預金や預金保険機構に加盟していない国外に本店がある外資系銀行は対象外ですので、注意しましょう。



  • 金融商品を選ぶときには、つかう目的を考えて、元本が保証されている商品かどうか、手数料(購入時、運用時、解約時)はどのくらいかかるか、どんなときに利益(損失)が出るしくみなのかなど、商品のしくみや特徴を自分で確認してみましょう。理解できない商品の購入は見送ったほうがいいですね。




参加者の感想

  • 今までお金のこと無知なままきてしまったけど、3大資金のことなど知ってよかった。自分の家のこととして、セカンドライフ考えていきたいと思いました。知識は大切だと思いました。
  • ライフプランを考えてから計画しなくては!今日のお話を参考に考えたいと思います。
  • 後半でテキストの内容をわかりやすい絵にしてくださったので、とても分かりやすかったです。身近な例を挙げてくださったので、難しいイメージであった資金運用の語句などもすっと入ってきました。考えるきっかけをいただいてとてもありがたかったです。
  • 運用については全く知らないので、今日は入り口を勉強させていただきました。

LPAとは、生協のライフプランアドバイザー。
組合員みなさんの保障をはじめ、ライフプラン作りなどくらしのお金全般にわたって、悩みごとの解決のお手伝いをしようと活動しています。

この件についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。

生活協同組合ユーコープ しずおか県本部
TEL 0120-71-8107(受付時間:土・日・祝を除く9:30~17:00)