参加と交流のひろば 参加と交流レポート:くらしの見直し

【しずおか】FP入門講座「三大資金と貯蓄のキホン」を開催しました

2017年9月 1日

こんにちは、LPAの会です (^o^)
FP入門講座4回目「三大資金と貯蓄のキホン」を開催しました。

ライフプラン設計で、よく登場する言葉・・・「人生の三大資金」、何と何と何かご存知ですか?

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三大資金

三大資金とは、「 (子どもの)教育資金 」「 住宅取得資金 」「 老後の生活資金 」のことで、いずれも大きな出費となるものです。これらの出費の山が、いつ、どのくらいの規模で、わが家にくるのかを知っておけば、それに向けて、対策がとれますよね。あなたのお宅はどうでしょうか?

教育資金の準備

  • まずは、子どもが高卒を迎えるまでに300万円の貯蓄を目標に積立をしましょう。始めるのが早ければ早いほど、楽に貯めることができます。
  • 保険で準備するときは、支払保険料と満期金とを比べ、元本割れしていないかチェックが大切です。
  • 奨学金制度は早めに調べて準備するのがオススメ。祖父母などからの援助もうれしいですね。

住宅取得資金の準備

  • 頭金はできれば、住宅価格の20%と諸経費(ローン手数料や新居の登録費用、家具、引っ越し費用など)5%で、合わせて25%分を準備できるといいですね。親からの援助も、優遇税制を使うとよいですよ。
  • 毎月の返済額は、わが家の家計ならいくら返せるかで考えます。目安としては手取り収入の20%程度で。また返済は、セカンドライフが始まる定年前に終わらせたいものです。

老後の生活資金

  • セカンドライフのくらし方によって、必要な資金も変わってきます。どんな生活を送るかを考えたうえで、必要な資金を見積もってみましょう。
  • 公的年金は、何と言っても老後の柱、保険料を納めるときも年金をもらうときも税制の優遇が受けられます。資金不足が心配なら、まず公的年金の上乗せをはかりましょう。自営業の方なら国民年金基金、付加年金、個人型確定拠出年金など。会社員(給与所得者)やその妻なら、個人型確定拠出年金など。

「国民年金基金」とは?

会社員など、給与所得のある方は「老齢厚生年金」や「厚生年金基金」と呼ばれる制度で、将来受け取る年金額に上乗せされます。いっぽう、自営業の方へ上乗せ年金となる制度として「国民年金基金」という制度が創設されました。

「付加年金」とは?

納める国民年金(定額保険料)に「付加保険料」を上乗せして納めることで、将来受け取る年金額を上乗せすることができます。

「個人型確定拠出年金」とは?

金融機関の窓口で申し込むことができます。加入者自身が運用方法を決めるもので、もらう年金額は、その運用の結果によって変わってきます。
詳しくはこちら



貯蓄のコツ

家の資産を「 すぐ使えるお金 」、「 貯めるお金 」、「 儲けるお金 」の3つに分けます。

すぐ使えるお金

普通預金や通常貯金、気軽に引き出すことができますね。

貯めるお金

定期預金や個人向け国債などで運用。目的に向かって、コツコツ積立てましょう。

儲けるお金

余裕資金で運用するもの。減ることも承知で大きな利益を目指すなら、株や投資信託などの選択もアリです。

貯蓄のヒント

  • 利息の付きかたには、「単利」と「複利」があります。3年以上の定期預金やゆうちょ銀行の定額貯金などは半年複利で増えていきます。しばらく使う予定がないのなら、1年定期よりは3年定期がオススメ。

「単利」と「複利」とは?

「単利」とは、満期を迎えたときに、元金のみ同じ期間で継続することをいいます。利息分は、一般的に普通預金を通じて受け取ります。
「複利」とは、満期を迎えたときに、利息を元金に加えて、同じ期間で継続することをいいます。

  • 個人向け国債は、ほかの債券とは違って元本割れはおこらず、1年たてば換金も自由に。10年変動金利の商品もあり、近々使う予定のないお金の預け先として、1つの選択肢になります。
  • 投資信託や外貨運用では、信託報酬や為替手数料などの手数料率が、選択の際の大事なチェックポイントになります。

金融商品を選ぶときは、元本割れする商品かどうか、手数料(購入時、運用時、解約時)はどのくらいかかるか、どんなときに利益(損失)が出るしくみなのか、を自分で確認してみましょう。理解できない商品の購入は見送った方がいいですね。



参加者の感想

  • 非常に興味のある話でした。大変わかりやすかったです。
  • 株や投資信託について、正直わからないことが多かったのですが、今日は分かりやすく説明いただき、理解が深まりました。来てよかった。
  • 賢く貯蓄できる預け方、ひとつこれは勉強になりました。言葉として聞いたことがあっても、詳しくわかっていなかった。半年複利、利回りなど、知識取得できました。
  • 今まで無知だったので、資金運用にいろいろあることがわかり、今後注意深くですが、コツコツ少しでもお金がたまるようにはじめてみたいと思いました。
  • 今後の投資信託などに参考にしたいと思います。年金のチェックもしっかりしたいと思いました。
  • 教育資金、住宅資金のことについて興味があったので、勉強になりよかったです。



LPAとは、生協のライフプランアドバイザー。
組合員皆さんの保障をはじめ、ライフプラン作りなど、くらしのお金全般にわたって、悩みごとの解決のお手伝いをしようと活動しています。




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