参加と交流のひろば 参加と交流レポート:くらしの見直し

【しずおか】「マイナス金利」に負けない生活防衛テクニックを開催しました

2016年10月14日

こんにちは、LPAの会です (^o^)
生活経済ジャーナリスト野田眞 氏を講師にお迎えし、10月4日(火)しずおか県本部(静岡市葵区)、10月5日(水)ミオクチーナ新沢田店(沼津市)にて、くらしの見直し講演会「『マイナス金利』に負けない生活防衛テクニック」を開催しました。

マイナス金利が政策として実行されるようになった背景や、今、経済に与えている影響、そして私たちはどう考え行動することが重要なのか、お話しいただきました。
講座の内容を少しだけお伝えしますね。



「お金がいっぱい世に出れば、みんながお金を使ってくれて、景気が良くなるのではないか」と日本銀行が金融緩和を行いましたが、あまり効果は見られませんでした。
そこで、2016年1月より「マイナス金利」を追加政策として行いました。

「マイナス金利」ってなぁに?
金融機関が日本銀行に預ける預金の一部に、マイナスの金利、いわば罰金を科すことによって、金融機関からの企業や個人への貸し出しを増やし、結果として景気回復を目指す政策です。
マイナス金利政策によって、住宅ローンなどの金利が下がる期待がある一方、貯蓄性保険の利回りが下がる(保険料が上がる)など家計への悪影響もあります。

私たちは、「難しそう・・・」と敬遠するのではなく、アンテナを高く知識を深めることが、とても大切です。

・金融機関などの「おすすめ」商品は、ひょっとしたら金融機関が得するだけなのかも? ・・・・・・ 即購入は避けましょう。
・住宅ローンは「借金」を負うことに他なりません。住宅ローンの仕組みを知りましょう。
・一括投資ではなく「積立投資」。個人型確定拠出年金なども考えてみましょう。

「個人型確定拠出年金」ってなぁに?
国民年金基金連合会が実施しているものですが、金融機関の窓口で申し込むことができます。加入者自身が運用方法を決めるもので、もらう年金額はその運用の結果によって変わってきます。メリットは、掛け金を支払うとき、運用中の収益、年金としてもらうとき、それぞれで税制優遇を受けられることです。
2017年1月から加入資格が広がり、60歳未満であれば、自営業者やサラリーマンだけでなく、公務員や専業主婦(夫)も加入できるようになるため、民間の年金保険などの運用が低調の今、話題となっています。ただ、専業主婦(夫)の方は、掛け金についての税制優遇は受けられない場合が多いです。また、金融機関によって手数料や扱っている運用商品が違うので、金融機関の選択は大事なポイントになってきます。




【参加者の感想】
・大変興味深い内容の講演でした。情報収集などをして、自分にできることを、これからやっていきたいと思いました。(しずおか県本部会場)
・生活防衛テクニックのことについて、もっと長く聞きたかった。(しずおか県本部会場)
・現在の金融政策や株価などへの影響をわかりやすく解説いただいて、非常にわかりやすかったです。(新沢田店会場)
・頭では一応理解しているつもりのことを今一度わかりやすく、本音トークで話してくださり、とても面白く聞けました。(新沢田店会場)

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LPAとは、生協のライフプランアドバイザー。
組合員皆さんの保障をはじめ、ライフプラン作りなどくらしのお金全般にわたって、悩みごと解決のお手伝いをしようと活動しています。

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ユーコープ しずおか県本部

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