レジ袋の有料化の歴史
ユーコープの前身であるかながわ生協(当時)は、1970 年代に紙袋(サービス袋)を有料(大8 円・小3 円)でお渡ししていました。当時から「サービス袋を少なくすることは商品の価格引き下げにもつながる」と、お知らせしていました。
1982 年、レジ袋の無料提供をやめ、全国の生協に先がけて初めて有料化を始めました。今でこそ環境問題への意識が高まり、珍しいことではなくなりましたが、その当時「レジ袋は1 枚10 円」と有料化を宣言したことは、社会的にたいへんな衝撃でした。この取り組みはその後コープしずおか・市民生協やまなし(いずれも当時)にも広がりました。
有料化のきっかけは、ゴミ問題というより「ムダなものはできるだけなくして、その分組合員に還元しよう」ということでした。当時は慢性的なインフレで、物価は年々高くなるのが当たり前、生活必需品の単価を下げることが重要なテーマだったのです。「レジ袋は10 円に有料化しますが、その代わり404 品目の商品の値段は据え置きます」と宣言したことから、「サービスは悪いけど、価格は安い」というのが当時のかながわ生協のイメージとなりました。
また、2000 年にスタートした「マイバスケット」は300 円(税別)で全店で販売しており、毎年4,000~5,000個のご利用があります。