レジ袋削減の取り組み

2020年3月21日

ゴミを減らし、資源を大切にする心が広がり、今では9割以上の方がマイバック派です。

1982 年に始めた「お買物袋持参運動」と「レジ袋の有料化」が浸透し、ユーコープで買い物される方のほとんどがマイバックやマイバスケットをお持ちです。
レジ袋を削減することで、原料の石油と輸送や廃棄によるCO2発生を抑制し、地球温暖化防止に貢献しています。また、プラスチックごみによる海洋汚染などの環境問題にも対応しています。

ユーコープではさらに、2030 年に向けたユーコープの環境基本政策に基づいた具体的な取り組みとして、2020年3 月21 日より、環境負荷が少ない素材のレジ袋に変更しました。変更点は以下の2点です。
 1.バイオマス(植物性由来のプラスチック)比率を10%から50%に変更
 2.袋サイズの見直し

レジ袋の有料化の歴史

ユーコープの前身であるかながわ生協(当時)は、1970 年代に紙袋(サービス袋)を有料(大8 円・小3 円)でお渡ししていました。当時から「サービス袋を少なくすることは商品の価格引き下げにもつながる」と、お知らせしていました。
1982 年、レジ袋の無料提供をやめ、全国の生協に先がけて初めて有料化を始めました。今でこそ環境問題への意識が高まり、珍しいことではなくなりましたが、その当時「レジ袋は1 枚10 円」と有料化を宣言したことは、社会的にたいへんな衝撃でした。この取り組みはその後コープしずおか・市民生協やまなし(いずれも当時)にも広がりました。
有料化のきっかけは、ゴミ問題というより「ムダなものはできるだけなくして、その分組合員に還元しよう」ということでした。当時は慢性的なインフレで、物価は年々高くなるのが当たり前、生活必需品の単価を下げることが重要なテーマだったのです。「レジ袋は10 円に有料化しますが、その代わり404 品目の商品の値段は据え置きます」と宣言したことから、「サービスは悪いけど、価格は安い」というのが当時のかながわ生協のイメージとなりました。

また、2000 年にスタートした「マイバスケット」は300 円(税別)で全店で販売しており、毎年4,000~5,000個のご利用があります。