【しずおか】ピースアクションinしずおか企画・第1弾「死の灰ってなあに?-語り継ごうビキニととやいづ―」を開催しました

2021年9月28日

しずおか県本部では、一人一人の平和への思いを大切に、「誰もが」「気軽に」参加でき、多くの人から共感を得られる平和の取り組みとして、コロナ禍のなか集合型ではなく自宅でも参加できる企画を計画しました。

第五福竜丸事件をテーマにした紙芝居動画「死の灰ってなあに?-語り継ごうビキニとやいづ-」を制作し、紙芝居動画をご覧いただきながら平和について考えていただく場を目指し「児童クラブ向け」「組合員向け」の2つの企画を開催しました。

【その1・児童クラブ向け企画】

ユーコープの宅配おうちCO-OPをご利用いただいている県内の放課後児童クラブを対象にチラシ「静岡県の歴史を学びたい児童クラブ大募集」にて夏休み期間中の児童クラブ内イベントとして芝居動画の視聴(CO・OP商品プレゼント付き)をご案内し、41クラブから開催のお申し出をいただきました。

各児童クラブにはおうちCO-OPセンター職員のご協力のもと「CO・OPどうぶつカステラボーロ」「児童用感想文用紙」「紙芝居(厚紙製)」などをお届けしました。指導員の皆様のご協力のもと紙芝居動画の視聴がされ、子どもたちには紙芝居の感想を記入していただきました。子どもたちから寄せられた感想文は851枚。低学年の子どもが多く、ひらがなで丁寧に書いてくれました。

(小学生の感想より)

1.おはなしのかんそうをおしえてね。

●たいへんなおもいをした人がいるんだなと思いました。子どもたちがおとうさんにおてがみを書いていたからやさしい。(2年)

●なぜ、まだげんばくがあるのかと、おもった。(1年)

●昔には、あんな人々が苦しんで反対して、せんそうを終わらせて、そんな苦しいことがあったからこそ、平和は生まれたんだと思った。(4年)


2.「へいわ」ってどんなことかな?

●おばあちゃんにあえるとき。(1年)

●みんながえがおであかるいとき。みんながけんかをするとき。みんながあそぶとき。みんながうれしいとき。(3年)

●あらそいのない、みんなが「楽しい」と思えていて、悪い心、もしくはやだ、つまんないという心がないこと。(3年)

【その2・ぷらすmio8月号企画】

ぷらすmioしずおか版8月号にて「静岡県で本当にあったお話」として、第五福竜丸事件の動画を視聴しキーワードに答えていた方には抽選で200名にCO・OP商品をプレゼントするという企画を実施しました。

当選者には「CO・OP商品(栗粒入り蒸しようかん、アーモンドリーフのいずれか)」「動画の感想まとめ」「パンフレット・第五福竜丸―平和への願い―(焼津市歴史民俗資料館)」「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」をお送りしました。

(応募状況)

応募者は243名となり、計画人数を超えるご応募がありました。平和の企画で過去にないほどの多くの応募や感想をいただくことができました。また世代別でも20歳代から70歳代以上の方まで幅広い年代からの応募があり、お子さんやご家族と一緒に視聴した声も多くいただきました。(20代以下:4.1%、30代:22.1%、40代:26.2%、50代:27.2%、60代:12.3%、70代以上:7.7%)

たくさんの方から「紙芝居仕立てで、内容がわかりやすい」という趣旨の感想をいただきました。

(動画の感想より)

●こんなに多くの犠牲の方がおり悲しいできごとだったとは知りませんでした。死の灰が放射能のサンゴというのも驚きました…亡くなられたお父さん、バラバラになったサンゴ、たくさんのマグロの命。聞いていてとても悲しく辛くなりました。二度と繰り返さないで欲しい。(20代)

●恥ずかしながら全く知りませんでした。核兵器の根絶を強く願います。夏休みに焼津に遊びに行くので、ただ遊びに行くのではなくこどもと更に学びを深めたいと思いました(30代)

●子供と一緒にみました。子供は第五福竜丸のことを初めて知りました。語り継いでいかなければいけないことだと強く感じました。(40代)

●第五福竜丸の被爆の話は大体知っていましたが、この動画は小さい子にもわかるようにまとめられていて、よりよくわかりました。原爆の話よりは知名度が低いと思うので、今後もこのような動画で知らない世代などに伝えていけたらと思いました。(60代)