日本ユニセフ協会より感謝状をいただきました

2021年4月14日

ユーコープが取り組む社会貢献活動の一つ、「ユニセフ お年玉募金」の取り組みに対して、「公益財団法人 日本ユニセフ協会」より、感謝状をいただきました。
ユニセフ(国連児童基金)は、世界のすべての子どもの命を守り、健やかな成長を支え、明るい未来をつくるために、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動しています。保健、栄養、水と衛生、教育、暴力や搾取からの保護、HIV/エイズ、緊急支援などの支援活動を実施し、その活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの募金や任意拠出金でまかなわれています。

ユーコープは、事業の一環として、また組合員の自発的な活動により、世界の子どもたちや地域社会の支援に役立つ取り組みを続けています。

ユーコープでは毎年1月、“わたしのお年玉を世界のこどもたちの笑顔のために”と、「ユニセフお年玉募金」に取り組んでいます。

皆さまからお寄せいただいた募金は、「暴力と虐待から子どもを守るカンボジア指定募金」として、ユニセフがカンボジア政府と協力して進めている、教員や保護者への「暴力を使わない指導法・子育て法」の研修費用など、子どもへの暴力の連鎖を断ち切るための支援活動に役立てられています。

<現地カンボジアのストーリー>

~コロナ禍で、親や教師のための子どもにやさしい子育ての研修(ポジティブ子育て法)が重要な役割を果たしました~

(カンボジア バッタンバン発、2020年12月)10歳のヴァン・ニザさんは12月のある日の午後、バッタンバンの田舎にある小さな木造の家で勉強しようとしています。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が再度流行し、カンボジア全土で学校が閉鎖されていたので、彼女は家に留まらねばなりません。彼女の祖母、母、叔母、いとこや兄弟を含む親戚が常にいっぱいいる小さな家で集中するのは難しいものの、ニザさんは母親にサポートされていると感じています。「母がいつも時間を見つけて宿題を手伝ってくれます。」とニザさん。

ニザさんの母親である36歳のヴェイさんもまた、学校からしっかりとサポートされていると感じています。自分たちで解けない難しい宿題が出たときは、学校の先生はいつでも手を差し伸べてくれました。ニザさんの学校の先生であるサムボス・ビボル氏は、これが事実であることを証明してくれます。「はい、ニザさんのお母さんは、いつも私に頼ってきてくださる親御さんの一人で、子どもがどんな学習困難に直面しても、乗り越えられるようにサポートしてくれています」。彼の笑顔から明らかなように、ビボル氏は、親や保護者の方が頻繁に連絡をくれたり、子どもたちの成績が良くなったり、提出期限通りに宿題が提出されたりと、ポジティブな結果が得られたことを喜んでいました。

2020年の初めは、ニザさんと母親のヴェイさんにとって、生活は困難を極めていて、ここまで来るのには多くの努力を要しましたが、コロナ禍に親と教師が協力して子どもの教育をサポートするとても進んだ事例につながっています。

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