参加と交流のひろば 参加と交流レポート:平和と国際支援

児童労働と闘う ネパール指定募金

2018年12月31日

児童労働と闘うネパール指定募金 ユニセフの指定募金に取り組みます


ユーコープでは2014年1月より2018年12月まで、5年間の計画で"児童労働撲滅ネパールの子どもたちに希望を"(以降、ネパール指定募金とする) に取り組んでいきます。子どもの保護分野事業である「児童労働」の問題に対し、アジアの中で児童労働に従事する子どもの最も多い国の1つであるネパール に、直接の支援活動を支援していきます。

NEW! 2016年11月の現地視察レポートをアップしました。

世界の子どもたちを支援する目的で、毎年6月~8月に取り組んでいる2018年までの「みるくぼきん」も、この「児童労働と闘う ネパール指定募金」を寄付先のひとつにしています。


  • 採石場で働く7歳の女の子

    採石場で働く7歳の女の子。建築に使う石を手作業で掘る。

  • レンガ工場で働く男の子

    レンガ工場で働く男の子。

  • 採石場で働いている様子

    採石場で働いている様子。

  • 家事労働をしている子どもたち

    家事労働をしている子どもたち。

どうしてネパールに支援するの?

ネパールは人口約3000万人、国土は14.7万平方㎞(北海道の1.8倍)インドと中国チベット自治区に隣接、首都はカトマンズ、世界最高峰エベレストを含むヒマラヤ山脈の玄関口として、近年観光業が盛んになっていますが主要産業は農業です。多民族(125)・多言語国家、仏教とヒンズー教が混然一体となり、子どもが働くことは当然と考える文化が一般的であることに加え、カースト制度・ジェンダー・地域格差(都市部と地方)などが複雑に絡み合い、子どもをとりまく状況は大変厳しいのが現状です。

国民一人あたりの年間所得は約540ドル(約5万円)

貧困ライン(1日1.25米ドル以下)でくらす人の割合は4人に1人と、アジア最貧国のひとつになっています。

29%の子どもが中・重度の低体重、41%の子どもが発育阻害の状態にあります。

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ネパールでの児童労働とは?

ネパールの地図

ネパールにおける児童労働の実態と数値(Nepal Child Labour Report 2012より)

  • 5歳から17歳の子ども160万人(20.6%)が児童労働を行っている。
  • 5歳から17歳の子どもの62万人(8%)は危険な仕事に従事している。
  • 都市、地方とも男の子より女の子が多い。
  • 児童労働者の76%は14歳以下である。
  • 12%の子どもは出稼ぎ労働者である。そのため家族の保護外である。

児童労働の国際条約の定義とは、15歳未満(途上国は14歳未満)つまり義務教育を受けるべき年齢の子どもが教育を受けずに大人と同じように働くことと、18歳未満の危険で有害な労働。

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支援活動内容

現地でのユニセフ支援プロジェクト(下記のような計画)としては、2015年1月から5年間の実施を予定しています。

児童労働や他の危険に防止・対応するために国家的な子ども保護システムの育成・強化。

有害な児童労働にかかわっている子どもたちや、虐待・ネグレスト・搾取などの被害にあっている子どもたちの防止や救助、復帰のための質の良い社会支援の提供。

「子どもにやさしい司法」を提供。

社会意識を高める啓蒙活動の提供。

募金実績報告

ユニセフ指定募金として2014~2018年の5カ年計画で取り組んできました「児童労働と闘う ネパール指定募金」は2018年11月末で終了いたしました。組合員の皆さまからの多くのご支援、誠にありがとうございました。

ユーコープ募金実績(円)
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