参加と交流のひろば 参加と交流レポート:平和と国際支援

【しずおか】「ヒロシマ平和の旅」を開催しました

2017年9月 8日

8月4日(金)から、2泊3日で「ヒロシマ平和の旅」を開催しました。

1日目 2017年8月4日(金)

広島平和記念資料館(東館)

今年4月にリニューアルオープンした広島平和記念資料館(東館)には、貴重な資料が所蔵され、核兵器の危険性やヒロシマの歩みを学ぶことができました。特に、爆心地から半径2kmの上空から見る原爆投下前と投下後のバーチャル映像は衝撃的。一瞬にして廃滅状態となった町のようす、原爆の恐ろしさを感じることができました。
本館は2018年7月リニューアルオープン予定だそうです。

被ばくの証言「感じたことを"2020年に届く"手紙を書こう」

20170804_shizuoka_hiroshima1.JPG爆心地近くで作業をしていた多くの子どもたちが犠牲になったこと、自身も背中を被ばくし、10日間の意識不明で薬のない中、お母様の必死の看病で完治したことを、証言者からうかがいました。
そして、2020年に届く手紙は息子宛に書きました。3年後、東京オリンピック・パラリンピックに盛り上がっていると思いますが、この気持ちを息子たちと想い出せたら、と思います。



川から見る被ばくの実相

20170804_shizuoka_hiroshima2.JPG原爆ドーム近くにある元安橋のたもとにある桟橋から観光船に乗り、平和公園を眺望しました。就航する元安川は海が近いので、川幅も広く、満潮時には水量が増すため、毎日就航していますが、欠航する便もあるそうです。
原爆投下後、この元安川には水を求めて多くの被ばく者が飛び込んだそうです。「帰らぬ人」で川がせき止められ、1カ月後の台風で流されたそうです。ひどい惨状だったことはとても想像できません。



2日目 2017年8月5日(土)

碑めぐり(フィールドワーク)「袋町小学校コース」

20170804_shizuoka_hiroshima3.JPG慰霊碑、救護所となった袋町小学校、被爆建物の1つ旧日本銀行広島支店などを見学しました。ヒロシマの町には200以上の慰霊碑があり、水を絶やさぬよう慰霊碑に納めて亡くなった方を慰めているそうです。
写真は、マルセル・ジュノー博士の記念碑前。スイス人の博士は、ただ一人の外国人医師として、なかなか手に入らなかった薬を手配し、被ばく者の救護にあたり「ヒロシマの恩人」と呼ばれているそうです。



2017ピースアクションinヒロシマ虹のひろば

20170804_shizuoka_hiroshima4.JPG中学生の吹奏楽の演奏、高校生の演劇、被ばく体験者からの取材を基に描いた絵画の展示、高校生書道部のパフォーマンスなどがありました。それぞれの発表は見ごたえ十分、思わず目をそらしたくなるような、とてもリアルな演技や描写もありました。
このほか、生協の取り組みを紹介するブースや関連書籍の販売コーナーなどもありました。



折鶴の献納

20170804_shizuoka_hiroshima5.JPGユーコープ組合員の思いが込められた折鶴は、広島平和記念公園内にある「原爆の子の像」前に設置された献納所へ納めました。
献納所は、全国各地から集まった折鶴でいっぱいでした。





3日目 2017年8月6日(日)

広島市平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)

20170804_shizuoka_hiroshima6.JPG朝からむせかえるような暑さ。
多くの参加者が集う中で行われた式典の中で、原爆投下されたことを深く考えました。
平和宣言が心に響き、核兵器がなくなることを切に祈る気持ちでした。






実際にヒロシマに行って、わかったこと、感じたことは多かったです。
平和公園までの道路沿いでは、中学生や高校生などボランティアの皆さんが手入れをし、慰霊碑は美しく、花壇いっぱいに花を植えていました。広島市民の思いが強く伝わり、被ばくされた多くの方々の無念の思いはずっと忘れてはならない、語り継いでいくことだと痛感しました。

20170804_shizuoka_hiroshima7.JPG

(レポート:組合員活動委員 勝又)

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