2016年10月28日
ユーコープふれんず 語りつぐ会「さゆらぎ」の皆さんは、1991年に地域のお母さんたちが集まり、女優たちの朗読劇「この子たちの夏」の活動に賛同して結成し、以来、児童や生徒だけでなく、婦人会や社会福祉協議会などで多数公演をされているそうです。
この日は、公演をはじめて4年目となる沼津市立図書館で、被ばく体験手記の朗読劇「あの夏を忘れない」に取り組むそうです。
絵本の読み語りでは、広島平和記念資料館所蔵の資料が綴られた写真絵本「さがしています」、記録のえほん「ひろしまのピカ」の2作品。会場の前だけなく、両側でも読み語りにあわせてページをめくり、参加された皆さまが近くで絵本を見ながら聞いていました。
沼津市立図書館の所蔵図書を活用して、読み語りをしました
続いて、「母と子」をテーマとした朗読劇「この子たちの夏」は、ナガサキで被ばくし白血病を患った娘さんの闘病中の気持ち、お母様の言葉が臨場感のある音楽の中、語られました。
25歳の若さで亡くなった娘さんの無念さが心に強く響きました
語り継ぐ会「さゆらぎ」の皆さんからは、「25年前に会を発足したときと意識が変わりました。深刻な問題を抱える昨今「命の大切さ」を伝えたい」「親の愛は変わらない、未来に向けて子どもたちにはどんなことがあっても生き抜いてほしい、未来に向かってほしい」とうかがい、強い意思を感じました。
語りつぐ会「さゆらぎ」の皆さん
(取材:組合員活動委員 勝又)
TEL:0120-71-8107(受付時間:月~金曜日 9時30分~17時)