視覚障がいのある組合員むけの防災学習会「触ってみよう!防災グッズ」を開催しました! 開催日 11/26

2022年11月28日

ユーコープかながわ県本部では、11月26日(土)に藤沢ミナパークにて、視覚障がいのある組合員向けの防災学習会を開催しました。

ユーコープ組合員の中には視覚障がいのある組合員さんもおり、宅配カタログの音声CD(リーディングサービス)を利用して商品を購入していますが、ユーコープふれんず「視覚障がい利用者の会リングリングの会」メンバーより「(食品以外は)読み上げられる情報だけでは商品の把握が難しい」「近年高まる自然災害への対策として災害に備える知識を学びたい」との声があり、ユーコープとして初めて開催しました。

学習会では、ユーコープ商品部職員や防災商品メーカーの株式会社「丸藤」職員が商品の使い方や特徴を説明してくださり、参加者は商品に手を触れ活発に質問や商品についての意見交換を行いました。

商品の使い方については、「視覚障がい利用者の会リングリングの会」の皆さんも説明に加わってくださり、視覚障がいのある方目線のアドバイスも行ってくれました。

参加者からは、「防災商品について実際に聞いてはいたけどなかなか触る機会はない。今回実際に触れて良かった。参考になった。」「災害時のトイレについてこれまでに不安に思っていたが、今回触れてとても参考になった。」「学習会とても良かった。また参加したい。」など、開催を喜ぶ声が多く聞こえました。

なかでも、災害時トイレは関心が高く、多くの組合員さんが実際に組み立て体験を行いました。

また、「乾電池の充電機は、充電が終わっても視覚情報が無いとわからないので、充電終了後に音がするとわかりやすいと思った。」「防災商品の視覚障がい者への配慮は現在無いに等しい。補助者がいなくても使える防災商品を作ってほしい。生協がそのきっかけになればと思う。」「今日の参加者の中でも1人暮らしの人が一番困っている。視覚障がい者が1人でも使える商品が望ましい。」など、視覚障がいのある方ならではの貴重な意見もたくさんいただきました。

学習会で紹介した商品一覧は、今後も組合員が商品を探せるよう、点字資料にして参加者に配布しました。

今回の学習会をとおして、視覚障がいのある方は災害時に避難所に行くことおよび慣れない避難所での生活はかえって困難になるため、自宅避難を選択することが多い状況があることが分かりました。そのため、普段から災害に備えた商品の準備と使用知識を学べる学習会は、障がいを持った組合員の生活向上の環境づくりにつながります。

今回の学習会をきっかけに、防災商品が購入できるおうちCO-OPの「くらしとすまい」カタログも不定期ではありますがリーディングサービスを行うことになりました。

ユーコープでは、これからも全ての組合員のためになる学習会を開催していきたいと思います。

【ユーコープかながわ県本部】