「令和6年(2024年)能登半島地震」の被災地支援レポート_3
2024年4月 5日
このたびの「令和6年(2024年)能登半島地震」でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
ユーコープでは行政や日本生活協同組合連合会と連携し、支援に取り組んでいます。
2月5日(月)から1週間、コープいしかわの宅配業務支援、コープいしかわ・とやま生協の共済業務支援に取り組んだユーコープ職員のレポートを紹介します。
<2月9日(金)>配送支援メンバーレポートより
今日は、この5日間で初めて、1度も雨や雪が降らず、安定した天候でした。金沢をはじめ北陸には「弁当忘れても傘忘れるな」との先人からの教えが残っているそうで、晴れていても急に雨が降ってくることが当たり前だそう。この1週間、確かに、雪が降ったり晴れたり雨になったりが目まぐるしく変わり、配達が大変だなと感じました。
晴天の中、順調に配達を終え、能登島の幹線道路を水道局の方が工事しているのを見て、1日でも早く水道が出ることを祈りながら、能登島を後にしました。
<2月9日(金)>CO・OP共済の業務支援メンバーレポートより
本日の訪問先は、16世帯、面談6世帯、一部壊3世帯でした。
比較的若い世代の世帯で、築年数の浅い家屋が多く、外壁や基礎に被害があったお宅は少なかったですが、家財の損害は多く一部壊の対象もありました。
あるお宅では『近隣にハウスメーカーがあるけれど、役所もハウスメーカーも訪問に来ることはなく、初めてコープさんが来てくれた。わざわざ訪問してきてくれてありがとう』とのお礼の言葉をいただきました。
午後は和倉温泉付近の様子を見ましましたが、その被害の大きさに恐怖を覚えました。より北の能登町、輪島市、珠洲市のことを思うと心が痛いです。
被害の大小に限らずこれからも続くだろう余震に不安を抱え、被災者の皆さまは生活をされています。地震でドアが開かなくなってしまうことを恐れ、物騒なのは承知で鍵を掛けない生活をされていた方も少なくありません。
少しでも心やすらかに生活を送ってほしいと願うばかりです。
<2月8日(木)>配送支援メンバーレポートより
本日は、能登島の南部から東部にかけての魚村の配達に同乗しました。
通常は、集落と集落には海岸線の道を通ってすぐに行けるのですが、落石や道路崩壊のため、来た道を引き返したり、大きく迂回をしながら、一件一件の配達に多くの時間がかかりました。
配達先では、行ってみると避難先から戻っている組合員さんがいたり、逆に先週までは在宅されていたものの、ここ数日の間にどこかへ避難された方もいたり。水道が出ないことの影響は改めて大きいなと感じました。
配達中、能登島から見える海の景色にしばし見とれました。黒い瓦と黒壁の日本家屋が海と隣り合っている景色は、震災がなければ何の複雑な心境もなく、ずっと眺めていられる美しい景色だと思いました。
<2月8日(木)>CO・OP共済の業務支援メンバーレポートより
本日は、17件訪問し、8件面談、全壊1世帯、半壊1世帯、一部壊1世帯、計3件の受付でした。
ある全壊受付したお宅では、罹災証明書は届いていたものの、家の中がひどい状況でも外観での判断とされるため、準半壊の扱いだったそうです。
CO・OP共済の異常災害見舞金の判断としては、あきらかに全壊範囲でありました。組合員さんは「ひどい状況が家族以外の人に確認してもらえて、救われた気持ち」と話してくださいました。
1、2週間以内に発生するだろうとされている大型の余震に不安を感じている方が多いです。
一期一会の出会いを大切に、明日も元気を届けられる訪問活動をしてきます。
<2月7日(水)>CO・OP共済の業務支援メンバーレポートより
CO・OP共済の業務支援に入っています。組合員さんのお宅に訪問し、お見舞金の申請手続きを行っています。
本日は、16件訪問し9人の方にお会いでき、半壊1世帯、一部壊3件の手続きをさせていただきました。ちなみに月曜日に手続きさせていただいた世帯は、本日水曜日に入金されており、過去に見ない早さでお支払いをしています。
今日もたくさんの方々から、訪問活動そのものに感謝の言葉をいただきました。役所の方から罹災証明が出ないと言われた世帯がありましたが、CO・OP共済からは半壊扱いで見舞金をお支払いしました。CO・OP共済だからこそできるお役立ちだと感じています。
<2月7日(水)>配送支援メンバーレポートより
震災後初めての、のと北部地域の配達に向かいました。
本来ならば、のと北部センターから配達に行く地域ですが、稼働を停止しているため、のとセンターから向かいます。
のと北部センターの配達便は通常1日10コースあるそうですが、まずは3コースからスタートするとのことでした。
震災発生から1か月が経過しましたが、2月4日まで断水していたことに驚きました。
避難所格差があり、食料の過不足があるとのこと。
7日の配達では、防災対策と思われる商品のお届けが多い中、バレンタイン用と思われるチョコレートのお届けもあり、少しずつ日常に戻ってき始めていると感じました。
<2月6日(火)>配送支援メンバーレポートより
今日は、センターから30分ほど走ったところにある志賀町の配達支援に入りました。
倒壊している家はほとんどなくそれほど被害は大きくはないようでしたが、屋根瓦や壁の落下でブルーシートで覆っている家が多く、また、幹線道路、生活道路のひび割れや段差が多々ありました。
配達先はほぼ不在で、玄関中のカラ箱と差し替えのお宅がほとんどでした。
<2月5日(月)>配送支援メンバーレポートより
のとセンターの配送の同乗支援に入りました。
配達の地域は能登島。普段は観光と漁業の島だとのことでしたが、車通りも少なくひっそりとしていました。能登島につながる2つの橋は、震災後、いずれも通れなかったとのことですが、現在は1つの橋が通行可能になっていました。
在宅の組合員からは、「とても助かります・いつもありがとう」等の言葉をいただきました。途中から雪が降り始め、気温1℃の中の配達は大変でした。
<2月4日(日)>
コープいしかわへ宅配センターへの業務支援 第4陣
コープいしかわ・とやま生協への共済業務支援 第1陣
日本生活協同組合連合会の呼びかけによるコープいしかわへの支援の第4陣として職員2名が支援に入ります。
また、今週からはコープ共済生活協同組合連合会の呼びかけによる、コープいしかわ・とやま生協への支援の第1弾として、職員1名が、ユーコープより支援に入ります。CO・OP共済のご契約者へのお見舞い活動とあわせ、お見舞金の申請手続きを迅速に行うための支援をします。
2月3日(金)にユーコープにて壮行会を行いました。