「令和6年(2024年)能登半島地震」の被災地支援_第3陣レポート

2024年3月15日

このたびの「令和6年(2024年)能登半島地震」でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ユーコープでは行政や日本生活協同組合連合会と連携し、支援に取り組んでいます。

1月29日(月)から1週間、コープいしかわで宅配業務等の支援に第3陣として取り組んだユーコープ職員のレポートを紹介します。

<1月31日(水)>支援メンバーレポートより

配送担当者の同乗支援を行いました。今日の地域は、家屋の損害は少ないもののライフラインは停止しています。未だ水道の復旧はできておらず、飲み水はもちろん、トイレやお風呂の水も確保できず、車で30分程度の学校跡地まで行き、水の配給を受けているそうです。

近隣のお店も閉鎖しているため、車で移動ができない高齢の世帯は、コープの宅配が命綱だと、何度も感謝の言葉をいただきました。しずおかから支援に来ていることを伝えると、「全国から色々な方が石川県を助けに来てくれていることが本当にありがたい」とおっしゃってくださいました。
高齢の方は家の外にも出られないため、近隣の状況がわからず、コープの配送担当者との会話で周囲の状況を知ることができるそう。周囲の状況をお話することで、不安を解消されているようにも見え、コープの配送担当者が被災者の心の支えになっているのだと感じました。

<1月30日(火)>支援メンバーレポートより

のとセンターにて、宅配再開を検討している地域の道路状況を確認しながら、組合員宅へ訪問する担当者の車に同乗しました。同乗した職員も、現在も家族と避難所での生活が続いているそうです。
15件ほどの組合員宅を回りましたが、まだ避難所で生活をしている方が多く、不在のお宅ばかり。
面談できた5件ほどのお宅でも、避難所と自宅の往復で通常の生活には戻っていないため、利用はまだできないとのことでした。
「生協です」と訪問すると、組合員さんと担当者がお互いに無事であることを喜び合う場面もありました。「今は利用できない」と断られた方も、訪問してくれたことに対して感謝の言葉を何度も掛けてくださいました。

今日の訪問地域は古い日本家屋が多く、いたるところで家屋が全壊しています。その状況を目の当たりにすると言葉が出ません。

<1月29日(月)>支援メンバーレポートより

のとセンターにて配送担当者の同乗支援をしています。
本日配送の地区は、道の隆起や家屋の倒壊などはほぼ見られなかったものの、瓦屋根の家の多くは屋根が欠損しており、ブルーシートで覆われている状況でした。
先週末に水道が復旧した地域が多いものの、飲料用としては検査が済んでいないため使用できず、一部地域では断水が続いています。

同乗した配送担当者は金沢市内にお住まいです。通勤の道となる幹線道路は、一部で滑落していたり、支援者の交通集中により渋滞が発生しているため、通勤に苦労されておりました。

1月28日(日)>コープいしかわへ宅配センターへの業務支援 第3陣

日本生活協同組合連合会の呼びかけによるコープいしかわへの支援の第3陣として、ユーコープから2名の職員が支援に入ります。

1月28日(日)夜、石川県に入りました。1月29日~2月2日の間、配達の支援やお見舞い活動、電話対応などの被災地支援を行う予定です。