「令和6年(2024年)能登半島地震」の被災地支援_第1陣レポート

2024年2月 8日

このたびの「令和6年(2024年)能登半島地震」でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ユーコープでは行政や日本生活協同組合連合会と連携し、支援に取り組んでいます。

1月15日(月)から1週間、コープいしかわで宅配業務等の支援に第1陣として取り組んだユーコープ職員のレポートを紹介します。

<1月18日(木)>支援メンバーレポートより

1.のとセンター

のとセンターの配送支援業務にあたっています。
多くの方が家に戻られていましたが、断水が続いているため、家の前にバケツなどの水受けを出しています。一日に1回給水車が来てくれるので飲料水はそちらでもらっているとのことでした。
一軒一軒様子を伺いながら配達をすることができました。配達地域の中には障害を抱えながら一人で住んでいる男性(60代)がおり、給水車が来ても水をもらえに行けずにとても苦労している様子が伺えました。

多くの家の壁や外壁に亀裂が入っている状況です。道路状況も非常に悪く亀裂が入っていたり、地滑りで傾斜している箇所もあるため、配送していて少し恐怖を感じました。この場所で生活している方の苦労やストレスはかなりのものと感じました。

2.のと北部センター

配達中止となっているのと北部センターの配達地域の状況を確認しに現地に行ってきました。能登町の南にある鵜飼地域まで行きましたが、ほとんどの家が潰されていました。まだ震源に近い以北は行けておらず、もっと厳しい状況かと思われます。
また大きな被害の出た穴水町の土砂崩れ現場も見てきましたが、こちらもひどい状況でした。

<1月17日(水)>支援メンバーレポートより

1.のとセンター

のとセンターは、ところどころ陥没していたり水が出なかったりと問題はありますが、何とか稼働できています。 基本的には同じ担当者に一週間同乗しますが、状況に応じて、宅配センターでの電話対応や、必要な地図作成作業なども加わり日々支援の内容は変更されています。

のとセンター配送エリアは断水が続いているため多くの方が避難されていますが、昼間は家の片付けのために戻ってきている状況です。
ほとんどの家が何らかの損傷があり再建にはかなりの時間がかかりそうです。一見無事に見えてもサッシがゆがんでいるなどあります。一部断水が解除されている地域もありましたが、家の配管が壊れ水が溢れている家もたくさんありました。

配送支援の様子。倒れた家屋の中を配送に向かいます。

2.和倉温泉・能登島周辺への配達

今日の配達地域は、和倉温泉周辺でした。
和倉温泉は水がまだきていないので、全てのホテル旅館が休業中です。そればかりか周りの飲食店全て休業中です。
1件目の組合員は大きなホテルの女将さんでしたが、もう取り壊すしかないとおっしゃっていました。ペットボトルの水2本をお渡しすると、たいへん喜んでくださいました。
その他の組合員も「助かるわ」と喜んでおられ、生協を待っておられるようでした。

津波の被害にあった能登島の漁港では、船が陸まで流されて交差点の真ん中にありました。あちこちで道路の陥没があったり、建物の損壊が見られます。

<1月15日(月)>コープいしかわでの支援業務に入りました

全国の生協から集まった職員とともに、支援業務に入りました。ユーコープの職員3名は、のとセンターにて配送トラックの同乗支援に。2名はコープいしかわの本部での物流支援や電話掛けにあたっています。

組合員へ配達できなかった非食品を、2つの返品先と返品不可品に分けています。(写真 左)

電話掛けでは、甚大な被害が出たのと北部センターの組合員(輪島市・珠洲市)へ、安否の確認・1月以降のお届け予定だった商品の返金について・配送再開の時期が未定であること・再開した際の利用意向などをお伺いしています。(写真 右)

1月14日(日)>コープいしかわへの宅配センターへの業務支援

コープいしかわより、1月15日(月)から4週間、能登半島の宅配2センター(のとセンター、のと北部センター)を中心に宅配業務等の支援の要請があり、ユーコープ職員を派遣することとしました。

1月14日(日)夜、ユーコープより5名の職員が石川県に入りました。