参加と交流のひろば 参加と交流レポート:被災地支援・防災

【西日本豪雨の被災地支援】西日本豪雨募金と職員の現地支援レポート

2018年9月10日

180816top01.jpg西日本地域に甚大な被害をもたらした「平成30年(2018年)7月豪雨」でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。ユーコープの西日本豪雨被災地支援の取り組みについてお知らせします。

●西日本豪雨緊急募金の取り組み
被災地が復興に向けて歩みを進められるよう、ユーコープでは「西日本豪雨緊急募金」に取り組みました。お寄せいただいた募金は、日本生活協同組合連合会を通じて、義援金および支援金として寄付いたします。

●ユーコープ職員による被災地支援
日本生協連の呼びかけに全国の生協が連携して応えています。ユーコープも4人の職員を被災地に派遣し、全国の生協とともに力を合わせて支援活動を行っています。支援の様子をレポートします。


<2018年9月10日>「西日本豪雨緊急募金」の最終結果をご報告します

7月11日~8月7日の期間に呼びかけを進めた「西日本豪雨緊急募金」に組合員の皆さまからたくさんの募金が寄せられました。
お寄せいただきました募金の合計額は5,438万4,050円(8月20日現在)となり、日本生活協同組合連合会を通じて、義援金および支援金として寄付いたします。

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<2018年8月27日~31日> 倉敷市真備地区で支援活動に参加しました(その4)

組合員参加推進部 諏訪部英敏さんの報告です。
岡山県倉敷市真備町やたサテライトに支援に入りました。
小田川は今は水も少なく穏やかですが、決壊した堤防はブルーシートでおおわれ、その傷跡が残っていました。浸水被害が大きかった真備町は瓦礫など撤去され、道路もきれいになっていますが、一見きれいに見える民家は数キロにわたり1階部分は全て浸水し、今も人は住んでいない状況でした。コンビニエンスストアなども浸水のため休業状態で、水道は復旧していましたが、やたサテライト付近は電気が復旧しておらず、発電機を使用しての活動でした。

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生協の主な役割は資材係で、おかやまコープの職員をリーダーに、生協からの支援者2~4名で、毎日150名前後の個人や団体のボランティア及び地域の方が作業で使用する資材の貸し出しと管理を行いました。

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午前7時半頃サテライトに到着し、仮設トイレの清掃、手洗い用の水の準備、備品類の設置などを行います。10時頃よりボランティアへの資材の貸し出しを行い、元気に明るく送り出します。午後1時~3時頃にはボランティアが作業を終えて帰って来るので、労をねぎらい、使用した資材の洗浄などを手伝います。午後3時30分に全体終礼を行い、翌日への申し送り事項の確認などを行い、片づけをして終了というのが一日の流れでした。
被災間近の頃は、汚泥や瓦礫撤去のために一輪車・スコップの需要が高かったそうですが、私がいたときには、壁の撤去作業などのため、バールや鋸・カッターナイフの需要が高く、ニーズも変わってきているようでした。

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真備町の隣の総社市では、アルミニウム工場が水蒸気爆発を起こしたため、爆風による被害も発生しました。

一見復旧が進んでいるように感じましたが、被災地のほとんどが家屋の1階は全て水没しており、家は残っているが住める状態ではなく、2ヵ月近く経った今も復旧は程遠いと実感しました。先の見えない状況で、被災された方の苦労・不安を目の当たりにすると、掛ける言葉がありませんでした。ただし、そうした状況の中、社会福祉協議会やピースボートなどの団体と地元の生協(おかやまコープ)が協力し、そこに全国からの生協の仲間と力を合わせ、被災された方、地域に少しでもお手伝いできていることで、生協の素晴らしさを感じました。今回、このような貴重な経験をさせていただき、感謝の気持ちで一杯です。各地でさまざまな災害が起きていますが、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

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<2018年8月21日~25日> 倉敷市真備地区で支援活動に参加しました(その3)

品質保証部 安田茂さんの報告です。
井上さん、深山さんと同様に岡田サテライト(真備町公民館岡田分館)に支援に入りました。「やたサテライト」におかやまコープ職員が常駐し支援を行っていますが、岡田サテライトは「やたサテライト」と比べると十分の一の小規模のサテライトです。
支援内容としては、ボランティア受入準備とサテライト敷地内での地域の方の作業支援と飲料の引取り、4個所のサテライトへの飲料配達が主な作業でした。

支援者の行動基本パーターン
7時宿出発→各サテライトに飲料配達(服部・やた・川辺・岡田)→岡田サテライトにて作業→15:30やたサテライトにて終礼→コープ鴨方店に翌日の飲料引取り→17時頃宿着

真備地区では水道は使用できますが、電気については使用実態は確認できませんでした。被災地区の住宅地では片付けが進み、窓やドアを取り払っている家が多くありましたが、場所によってはまったく人の気配がありません。幹線道路の家具や瓦礫は粗回収されており、臨時のごみ集積場に集められておりました。商業施設は営業はされておらず、2店舗のセブンイレブンのみ営業していました。

災害から約2カ月後の支援で、必要とされるボランティアの作業内容も当初から変化しています。(泥や瓦礫の撤去から専門的な壁の撤去作業等に移行)。また、時間がかかるとは思いますが、早く住める状態になるため、国・行政の役割は重要と考えます。

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<2018年8月17日~21日> 倉敷市真備地区で支援活動に参加しました(その2)

(株)コープライフサービス保険事業部深山健一さんの報告です。
180828okayamasien1.jpg井上さんと同様、岡田サテライト(真備町公民館岡田分館)で運営補助の活動を行いました。
ボランティアの受け入れは1日70人ほど。8/20以降はお盆の終了とともに半減しました。
仕事としては、近隣市域からのボランティア受け入れ支援です。資材や飲料をおかやま180828okayamasien3.jpgコープの店舗から調達し、翌朝4カ所のサテライトに配達します。
サテライト内の泥による汚染がひどいため、清掃を行いました。
本来、公民館は地域の防災としての機能をもっているはずですが、公民館自体が浸水被害を受けているためすべての資材が泥まみれになってしまいました。そこで生協側が合い間に備品整理・清掃の手伝いを行いました。
180828okayamasien2.jpg地域では8/20~新学期が始まります。避難所となっている岡田小学校から「みなし仮設住宅」に移動する被災者の方の荷物搬出作業を支援しました。

真備町の様子



上下水道はかなり復旧していますが、電気については安全に通せる状態ではありません。そのため日没後は治安の懸念も生じています。
路側帯や歩道に積まれたゴミの山は撤去されましたが、図書館や学校のグラウンドには山積みになっています。道路には泥が乾いて残り、不衛生なままです。泥の堆積で排水路については脆弱。簡易トイレも撤去さ180828okayamasien4.jpgれず多くの場所に残っています。
真備町は住宅地なのでコンビニや衣料品店などもありましたが、建物の損傷や衛生状態を考えると、営業再開にはかなりの時間がかかりそうです。
しばらくの間は、各家で泥の除去作業が必要で、ボランティアの力が必要です。個人的にはもっと高圧洗浄機やタオル、泥落とし玄関マットがあってもよいなと感じました。

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<2018年8月9日~12日> 倉敷市真備地区で支援活動に参加しました(その1)

ボランティア支援に参加したかながわ県本部の井上崇さんの報告です。
180809nisinihonbora_ino.jpg全国生協から参加したボランティアと一緒に、岡田サテライトに支援に入りました。
まず、朝は8時30分から辻田分館(公民館)でボランティアの受け入れ(一日25人~40人)を行い、その後一緒に道路の清掃作業に従事しました。
道路には袋に入ったゴミが大量にありパッカー車が回収に来るのですが、細かいガラスの破片やゴミが残っているので、それを掃いて掃除します。
期間中500mほど道路がきれいになりました。
180809nisinihonbora_ino2.jpg連日暑い日が続いたため、15分~20分作業しては10分休憩をします。休憩といっても日影がないため、ボランティアの中には熱中症になる人も出る過酷な環境です。
ボランティアが帰った後は16時まで、翌日の備品整理などを行いました。

ユーコープの店舗・おうちCO-OPで緊急募金を実施しました7月11日(水)~8月7日(火)

被災地が復興に向けて歩みを進められるよう、ユーコープでは「西日本豪雨緊急募金」に取り組みました。皆さまから寄せられた募金は、日本生協連を通じ、各地の被災者への義援金および支援金として寄付します。

実施要項: 「西日本豪雨緊急募金」へご協力お願いいたします