2016年10月11日
岩手沿岸で大きな被害を受けた陸前高田市で、いわて生協が取り組む「ふれあいサロン」のようすを見学しました。
道中、ガソリンスタンドの看板を見上げると、ここには15.1mの津波が押し寄せたようです。
見た目は、どこにもあるマンション。あのとき4階まで襲った津波の猛威の爪あとが今も残っていました。
マンションの壁を見上げていくと「TSUNAMI14.5M」という看板がありました
今回は、被災後に建設された市営マンション「公営災害住宅」の集会所で、アームカバーを制作する企画を見学しました。年齢を問わず参加できる手縫い企画は人気だそうです。
皆さん、黙々と作業していましたが、声をかけると笑顔で話をしてくださいました。
一番喜ばれたのは「針への糸通し」。独り暮らし、高齢夫婦で暮らす女性たちには、こんなささいなことが一番必要とされていることでした。「寄り添う」とはどんなことか考えさせられました。
また、陸前高田市は岩手県の県庁所在地、盛岡市まで車で2時間以上。支援が必要な沿岸地域へのボランティア活動が細く長く続けられるように、さまざまな工夫をされているそうです。
(取材:組合員活動委員 鈴木)
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