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朝鮮民主主義人民共和国に抗議文「北朝鮮の核実験に強く抗議します」を送りました

2017年9月 4日

9月4日、ユーコープは代表理事理事長名で、抗議文「北朝鮮の核実験に強く抗議します」を朝鮮民主主義人民共和国 国連常駐
代表部へ送りました。

全文は以下の通りです。


朝鮮民主主義人民共和国 金正恩殿

北朝鮮の核実験実施に強く抗議します

 北朝鮮の朝鮮中央テレビは9月3日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に「完全に成功した」と発表しました。

 北朝鮮による核実験は昨年9月以来6回目で金正恩体制下では4回目となります。気象庁は「これまで北朝鮮北東部で観測された揺れと比べて規模が大きく、誤差を考慮しても、現時点では、少なくとも10倍程度は大きいと考えている」と説明しており、より強力な水爆実験を行った可能性もあります。

 この間北朝鮮は、7月28日には、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」を日本の排他的経済水域内に落下させた他、8月29日には、北海道上空を通過した中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練をしたばかりです。

 今回の核実験は、7月7日に国連において採択された「核兵器禁止条約」に逆行するもので、その背景となる核兵器廃絶を求める世界の市民、何よりも被爆者の願いを踏みにじるものです。

 私たちは、貴国の度重なる核実験を暴挙として強く抗議し、核兵器開発計画・核兵器運搬手段の開発を放棄することを求めます。

 またあらためて、全ての核保有国が核兵器禁止条約の批准に向けた誠実な交渉を開始することを求めます。

 ユーコープはこれまでも、被爆国日本の国民として「核兵器の廃絶」と「被爆者援護」という共通の願いを平和活動の柱とし、被爆者と連帯して世界の平和をめざす取り組みを進めてきました。

 私たちは、貴国が核兵器開発計画を放棄すること、そして世界の国とともに核兵器禁止条約の批准に向けた誠実な交渉を開始することを強く求めます。

                                         2017年9月4日

                                               生活協同組合ユーコープ

代表理事理事長 當具 伸一