コープのとりくみ

食について考える 「食と産地を知ろう」

養殖環境に配慮しました。グリーン・プログラム静岡産うなぎです。

2011年7月 1日

グリーン・プログラムのうなぎは鹿児島県と静岡県のコープが指定する生産者によって作られています。グリーン・プログラム静岡産うなぎ蒲焼は、榛原郡吉田町と焼津市の生産者9名と提携して養殖し、地元の静岡うなぎ漁業協同組合で加工しています。
生産者は健康でおいしいうなぎを育てるために努力を重ねています。

ふっくら、おいしい!グリーン・プログラムのうなぎです。

ふっくら、おいしい!グリーン・プログラムのうなぎです。

生産者の大石一郎さんを訪ねました。大石さんは吉田町で養殖に取り組んで20年のベテランです。

生産者の大石一郎さん「元気でおいしいうなぎを育てるには、池の環境を良くすることが大事です。池の水温は1年を通じて30度に設定しています。寒い時期はボイラーで水を温め、また暑い時期は水温が上がりすぎないように注意します。うなぎにとって、水温は低すぎても高すぎても良くないですね。また、池の底に泥と砂利を敷いて水を浄化しています。こうすることで『泥臭さ』『川魚臭さ』を抑えることができます。」


池の水に酸素を供給します

グリーン・プログラムグリーン・プログラムのうなぎは、
持続可能で環境に配慮した生産・流通を行っています。抗生物質・合成抗菌剤は病気の治療目的にのみ使用し、病気の予防には使用しません。また飼料も抗菌性物質を使用せずに育てました。


磐田市にある静岡うなぎ漁業協同組合中遠(ちゅうえん)加工場を訪ねました。

静岡うなぎ漁業協同組合中遠加工場に搬入されたうなぎ

加工場に搬入されたうなぎは、おけの中に入ったままで上から地下水をかけます。これにより体の中に残っている物を出させてから加工に入ります。


うなぎを開いた後は、「白焼き」⇒「蒸し」⇒「タレつけ」⇒「蒲焼」の順に行います。

白焼き「白焼き」80度以上6分30秒、皮を下にして焼きます。皮と身の間に脂分があり、焼くことで脂分の風味が出ます。
よくうなぎの蒲焼職人が、うなぎの焼き面を見ながらひっくり返したり置き場所を変えたりしますが、これはうなぎを焼きすぎないように脂の出具合を見ているのです。
加工場ではコンベアでこれを再現しています。

白焼きの次は蒸し工程。蒸すことでうなぎがふっくらとやわらかくなります。

 

タレつけ「タレつけ」タレつけはしょうゆと砂糖とみりんだけで作ったタレを1回だけつけます。うなぎの風味を大切にしています。

じっくりと焼きます「蒲焼」タレつけ後、80度以上で6分30秒じっくりと焼きます。この照りの良さ!

 


土用の丑はうなぎ!ふっくら、おいしいコープのうなぎでタンパク質、脂質、ビタミンA,ビタミンB群を補給して、この夏を乗り切りましょう!!

グリーン・プログラム静岡産うなぎ蒲焼

※  「グリーン・プログラム鹿児島大隅産うなぎ」についてはこちらをご覧ください

コープのオフィシャルブログ とれたて商品こぼれ話  前編  中編  後編

 

以下のMIO7月号PDF版で、「グリーン・プログラムのうなぎ」について詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。

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