コープのとりくみ

食について考える 「産地交流・食育」

種の存続が危惧されるハリモミを植樹
櫛形山で森づくり「植林とシイタケの菌打ち体験」を行いました

2009年5月 5日

 5月2日、2009年度第1回目となる櫛形山で森づくりを行いました。(役職員含め25人参加)
 市民生協やまなしでは2004年度から、組合員が参加して、自然とふれあいながら、森を守り育てる活動をしています。
  山梨は県土の78%を森林が占める緑豊かな県ですが、木材は安価な輸入材におされ、林業が衰退し森が荒れています。  森を守ることは、環境保全や生態系の維持につながります。
 今年度もあと4回森づくりを行う予定ですので、ぜひご参加ください。

2009年度第1回目となる櫛形山で森づくり

2009年度第1回目となる櫛形山で森づくり

ハリモミってどんなもの?

ハリモミってどんなもの?

ハリモミは、日本特産のマツ科の樹木(写真左)です。

山中湖村に、世界でも珍しいハリモミの純林があり、国の天然記念物に指定されています。

しかし、最近は枯れ木が目立ち、消滅の恐れがあります。

元山梨大学教授の鈴木先生(写真右)は、ハリモミの保存のため種子を発芽させて苗木を作りました。

今回は種の保存も兼ねて、この貴重な苗木を66本植えました。


シイタケの菌を植え付ける原木にドリルで穴をあけているところ来年の秋にはシイタケが収穫できるかな?

午前中にハリモミの苗を植えたあと、 午後はお楽しみ企画としてシイタケの菌打ち体験をしました。

原木に穴を開け、木づちで「シイタケ菌」を植え付けました。

菌を植えつけた原木は、各家庭に持ち帰り、育てて収穫をめざします。

日陰で1週間から2週間に1度水をやりながら育てると、早ければ今年の秋ちらほらとなり、来年の春に少し、そして秋にはたくさんなるということです。


★今後の予定★

※日程や企画は今後変更となる場合もあります。都度出会い学びあい情報でご案内しますので、ご確認ください。

  • 第2回 6月20日(土) 植林後の手入れ(下草刈りなど)と草木染め
  • 第3回 8月1日(土) 植林後の手入れ(下草刈りなど)とバードウォッチング
  • 第4回 10月3日(土) 植林とツル細工
  • 第5回 11月28日(土) 苗木の冬越し対策と炭焼き

参加者の集合写真とハリモミを植えているようす


参加者の感想

  • 貴重なハリモミの植林作業を体験できました。ありがとうございました。大きく育ってほしい、何年か後が楽しみです。
  • 植林は初体験で有意義でした。森の大切さを実感しました。 ハリモミについて教えていただき勉強になった。
  • 普通の生活では、なかなか森の中に入ることがないので良い体験になりました。
  • シイタケは、1年半後が楽しみです。小学生の子ども達が菌打ちを楽しそうにしていました。

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