ユーコープセレクション「茶美豚で作ったロースハム」。
2015年春発売以降、組合員の皆さんから「せっかく茶美豚で作るのだから、発色剤などの添加物を使わないで商品づくりをしてほしい」との声を多くいただきました。
塩せきとは、原料肉を添加物の発色剤(亜硝酸ナトリウムなど)で漬けこむことです。塩せきによって肉が熟成されて風味が増し、細菌の増殖を抑えて保存性が向上し、肉の色もきれいに見えます。
いっぽう、無塩せきは発色剤を用いないで作ります。自然な肉色を生かした商品となりますが、日持ちがしません。
2017年10月の秋のつどい(かながわ会場)でアンケートを行い、357名よりご意見をいただきました。
その結果、「無塩せきにしてほしい」「脂の量を減らしてほしい」という意見が多数を占めました。そのため、無塩せきで、脂の量を調整して再開発することになりました。
「コープの産地指定 茶美豚」は、鹿児島県、岩手県、茨城県、群馬県の指定農場で生産されています。出荷の約2カ月から専用の飼料を与えることで、うま味のあるジューシーな肉質になります。抗菌作用のあるお茶の成分(カテキン)を加えることで、豚が健康に育つのを助けます。
茶美豚について
ロースハムの味付け時に使用する「調味液」から、「発色剤」(亜硝酸塩)を除きました。このため、通常のハムと比較するとあざやかさはありませんが、豚肉本来の自然な色合いに仕上がりました。
②塩は「海からの塩」を使いました
まろやかな味になるよう、塩は「CO・OP海からの塩」を使いました。
また調味料(アミノ酸)、リン酸塩(結着剤)は使用していないので、「塩カド」が少なく、やさしい味付けで、しっとりした食感のロースハムです。
③脂分のバラツキを減らしました
組合員の「脂部分のバラツキ改善」要望を受けて、原料のトリミングで、脂分を少なく、均一にしました。
ユーコープの組合員で宅配サービス「おうちCO-OP」をご利用中の方は、以下からWEB注文サイト「eふれんず」のお買い物画面をご覧いただけます。ログイン後、カテゴリ一覧からユーコープセレクションを選ぶと、その週に購入できる商品が確認できます。
< 2018年9月5日更新 >
(左:さのちゃんさん)
茶美豚と塩のうま味が生きています!
(右:ニヤコさん)