手間を惜しまず、愛情込めて、おいしい野菜を育てています
2010年3月18日「まるごと産直」調印式の様子
ながさき南部生産組合は、長年にわたりユーコープの産直野菜を生産しています。
ユーコープとの取り組み、農業に対する思いや栽培方法がユーコープのめざす産直原則※と一致していることから、2010年3月、ユーコープはながさき南部生産組合を「まるごと産直」産地と認定し、生産している全農産物をコープの産直品と位置づけ、多種類の農産物の取り扱いを始めました。
※産直原則:組合員参加、でどころ確か、品質保証、パートナーシップ、持続可能で環境に配慮された青果物。
島原半島一帯で生態系を重視した農業を実践している農事組合法人「ながさき南部生産組合」。長崎県内の企業と協力して有機質成分の配合割合を高め、病害虫には天敵などを利用、やむを得ず化学合成農薬を使う場合も、できるだけ毒性の低いものを使用しています。
現在、約120軒の農家がトマト、レタス、ブロッコリー、タマネギ、小ネギ、ショウガ、イチゴ、インゲン、ミカン、キュウリ、メロン、オクラ、カボチャ、ジャガイモなどを特別栽培基準で栽培しています。
(その年により出荷の時期は変動します)
ユーコープの職員や組合員が産地を訪問したり、生産者の皆さんを招いたりと、お互いに行き来をして、直接交流を続けています。お互いの顔が見える関係づくりがユーコープの産直の取り組みを支える原動力です。
生産者のお宅に泊まり込んで農業体験をする「ファームステイ」。おうちCO-OP職員を対象に2009年から毎年実施し、2015年までに46人が参加しました。農作業の大変さや野菜を生産していただくありがたさを実感しています。
参加者より
生産者より
参加者の皆さんは作業も、質問も真剣そのもの。私たちも作物に対する組合員の皆さんの声を聞くことができ、作る喜びを感じるとともにユーコープを身近に感じます。
おうちCO-OPでは毎春、新玉ねぎをお届けの際に「産地の皆さんへメッセージを送りませんか?」と呼びかけています。組合員の皆さんからお寄せいただくたくさんのメッセージは、職員がファームステイに訪問した際に生産者の皆さんに直接お渡しし、大変喜ばれています。
2015年6月、ながさき南部生産組合は、集中豪雨で被害を受けました。専務理事の土屋雅義と農産物を担当するバイヤーがお見舞いに伺い、過去にファームステイに参加した31人の職員からの手紙とお見舞金を届けました。
2012年1月30~31日、組合員6名が「コープ産地の思いを受け取る会」の活動としてながさき南部生産組合を訪問。いちごやトマトなどの畑や集荷・選果・パックセンターを見学し、産地の皆さんと交流しました。