コープの産直産地として30年以上のお付き合いです
JAふらの(ふらの農業協同組合)はコープの中心的な産直産地の一つです。これまで、生産者と組合員との交流も重ね、2010年より「まるごと産直」の産地として、複数の農産物を組合員にお届けしています。
2013年8月21日 玉ねぎ生産者の菊地洋夫さん。収穫間近の玉ねぎ畑で。
もともと泥炭地だった富良野原野がいろいろな種類の農産物を収穫できる土地になるまでには、生産者の皆さんの多大な苦労がありました。稲わらや家畜の糞尿などを堆肥(たいひ)にして土に混ぜ、畑の回りに排水溝をめぐらせるなどの工夫を重ねて土作りを行なってきました。こうしてできた土と、昼夜の温度差が大きい自然環境によって、おいしい野菜や果物が育ちます。
私は石川県金沢の出身で、農業未経験からの出発でした。初めの頃はなかなか教科書通りにはいかなかったですね。
修学旅行の生徒さんたちが来ることがあります。「一番おいしそうなピーマンをとってきて、食べてみて。」と生でかじってもらうとクセのなさがわかってもらえるんですね。このピーマンは苦くないんですよ。
山本和弘さん
SC008という品種をメインで作っています。他の品種に比べて育てるのに手間がかかるのですが、実ったミニトマトは色つや、食味ともに「ミニトマトの宝石」と呼ばれ、酸味と甘みのバランスがとても良い品種です。ぜひ味わってくださいね。
柿原広志さん
良いピーマンを育てるには、毎日様子を見て水や肥料をタイミング良く与えてやることですね。妻は「ピーマンを孫だと思って育てている」といいます。孫を見守るように育てるんですよ。
夫婦でにんじんを作って35年になります。5月の種まきから収穫まで天気から目が離せませんね。除草作業もずっと続きます。
私は両親と3人で、玉ねぎの中でも良食味として評判の高い「ふら皇」という品種を作っています。この「ふら皇」はユーコープでしか購入できません。甘みがあるのでサラダにもいいですし、肉厚ですが加熱で火が通りやすいので調理にも向いています。
遠藤隆さん
昔のにんじんは独特の臭みがあって子どもの嫌いな野菜の代表選手だったのですが、今は甘みがあって臭みもなく本当においしくなりました。ぜひ味わってくださいね。
菊地洋夫さん
農業は天候に左右されますし苦労もありますが、皆さんに喜んでいただけるおいしい玉ねぎを作りたいと思います。
JAふらのでは、平成13年に「有機物供給センター」を稼働しました。にんじん・玉ねぎ・じゃがいもの選果場で出る規格外品や傷んで商品にならないものが原料です。これに牛舎から出る牛ふんや敷きわらなどの床材もブレンドして堆肥化し、生産者に販売しています。
生産者の皆さんは農薬を散布した日付などを中心に記録を行います。出荷時にJAふらのに栽培履歴票を提出し、記録内容のチェックを必ず受けます。農薬の使用方法などに間違いがあるとシステムのチェック機能が働き、出荷禁止になります。JAふらのでは提出された記録をデータ化して生産者の情報交流や翌年の資料として活用しています。
2013年8月20日~23日おうちCO-OPの職員6人がJAふらのの施設に寝泊まりしながら、ミニトマトやピーマンの収穫など農作業を体験しました。
山本さんのミニトマトのビニールハウスで収穫です。北海道とはいえ汗が流れます。
柿原さんのピーマンの収穫作業。ピーマンは、とれたてをかじるとおいしい!
池田剛さんの農場で、ハウスメロンの後片付け。力仕事で腰が痛い!生産者は大変だなあ・・・。
私が生産しています。はいどうぞ、召し上がってね
2013年7月27日~28日、JAふらのから、ミニトマト栽培農家の女性3人が、ハーモス荏田と東戸塚駅前店の店頭でグリーン・プログラムミニトマトの試食会を開催しました。
「おいしいね」の声に顔がほころびます
2013年8月1日、富良野の小中学生24人が、夏休みを利用し、ユーコープ東戸塚駅前店(横浜市)で職場体験をしました。地元産のミニトマトをおすすめし、店内放送などにも挑戦しました。
お父さん、お母さんをはじめ、家族みんなが丹精込めて作っているミニトマトが、お店でどのように販売されているかを知る機会となりました。