2019年度 第7回 通常総代会議案書 第1分冊 | 生活協同組合ユーコープ
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フードバンクが始まった時に携わっていたので、早く全宅配センターで展開をと思っていました。フードバンクを通じて生活に困窮する方に食べ物を提供できることで、社会貢献や食料資源の有効活用に役立てることをうれしく思います。おうちCO-OP浜松北センター(浜松市北区) センター長 三浦 公大エリア企画の見学会で、寄贈食品の仕分けをする参加者。フードバンクかながわ(横浜市金沢区)にて店舗でのフードドライブ活動に、たくさんの組合員の協力が!ユーコープでは、「家庭で眠っている食品」があればお店に持ってきてもらうよう組合員に呼びかけるフードドライブを進めています。余っている食品を分かち合うことで生活困窮者を支援し、同時に食品ロスも減らす活動です。未開封で賞味期限まで2カ月以上ある食品を店舗にお持ちいただき、集まった食品を地域のフードバンクや行政を通じて、食べ物に困っている家庭や子ども食堂などに届けます。2016年より毎年1月と8月の2回、静岡県内の全店で実施してきましたが、「神奈川でもやってほしい」との総代の声を受け、2018年1月に神奈川県内でも6店舗で開始しました。2カ月後の3月21日には神奈川県内の協同組合など12団体が共同で「フードバンクかながわ」を設立。これにより8月の実施から神奈川県内の参加店舗が急増し、2019年1月のフードドライブは、神奈川・静岡・山梨の計81店舗が取り組みました。回を重ねるごとに組合員の認知が広がり、2018年度は合計4,490kg(神奈川2,816kg、静岡1,626kg、山梨48kg)の食品を3県のフードバンクや行政に寄贈することができました。ちづか店(甲府市)でのフードドライブの様子宅配センターでのフードバンク活動おうちCO-OPでは、配達直前にキャンセルのあった食品をフードバンクや行政へ寄贈する取り組みを段階的に進め、2018年9月より全宅配センターで実施できるようになりました。運送中に袋が破れたお米や、宅配の物流センターの予備商品なども寄贈しています。店舗や宅配センターからフードバンクかながわへ寄贈した袋破れや陳列期限切れの米は再精米して活用されます202018年度 取り組んだこと指針 3 社会的役割を発揮します。店舗で、おうちCO-OPで、フードバンクの活動がいっそう広がりました フードバンクとは、食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食べ物を個人や企業などが出し合い、支援を必要とする人へ届ける活動です。日本は食品ロスが多く、食べられる食品を捨ててしまうことはもったいないと思っていました。フードドライブの取り組みは、とても大切だと思います。 T.Uさん3県のフードバンク活動について神奈川県内では「公益社団法人フードバンクかながわ」、静岡県内では「特定非営利活動法人フードバンクふじのくに」に協力し、また山梨県では行政・団体を通じて、食べ物の必要な人や団体を支援しています。

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