2010年5月 6日
市民生協やまなしでは、組合員の皆さんからの平和募金により、私たちの代表として2名を現在ニューヨークで開催されているNPT再検討会議に派遣しています。
このたび、現地のようすが届けられましたので速報としてお知らせします。
尚、市民生協やまなし代表を含む生協代表団の現地でのようすは、5月2日より、山梨日日新聞紙面で紹介されています。
1万人以上でNYをパレード
5月になったばかりですが真夏のような暑さのニューヨーク、これから始まるNPT再検討会議を成功させ、核兵器の廃絶を願う人々熱気でごった返していました。
集会の中での平和市長会議会長秋葉忠利広島市長の核兵器廃絶への熱いメッセージに地元ニューヨーク市民も大きな歓声で応えていました。
今回日本人ばかりでなく、世界のあらゆる国から核兵器廃絶の運動に参加した人達に対して世界の注目が集まっています。
神奈川・静岡・山梨の生協代表団独自の企画としてNY市民約200人にシール投票を実施しました。
「Q1.あなたは世界に2万4千発を超える核兵器があることを知っていますか」に対しては、YES 118人、NO 104人でした。今日の平和大行進で初めて知った方も多く、その数にも驚いていました。
「Q2.核兵器は廃絶すべきだと思いますか」については、YES 207人、NO 5人でした。核保有国であることからNOという意見も多数あると覚悟していたのですが、圧倒的にYESという意見が多かったです。理由として「とても危険だから」「核兵器があっての平和は存在しない」「過去の歴史を見ろ」などがありました。ほぼ全員がYESと答えたことは、平和を願う気持ちはみな一緒ということなのだと思います。
世界中が本当の核兵器ゼロへ立ち上がって行動を起こす日が来ることを願います。世界中の子どもたちが本当の平和の世界で幸せになれますように。
午前11時から世界平和信仰運動を推進している「生長の家」で証言活動をサポートし、被爆者の方の証言をN.Y.で聞き平和への願いを新たにしました。
午後からは「核兵器廃絶のためのNGO共同行動集会・デモが開催。
昨夜爆弾騒ぎのあったタイムズスクエアから国連前広場までを、日本から1500人、全世界からの6000人を超える人々が参加し、平和を願う熱気と、真夏のような暑さの中が大変でした。
(市民生協やまなし 妻鹿副理事長)
「NGO共同行動集会」の前にNPT再検討会議の傍聴に必要な国連パスの発行申請を行いに真夏の用な暑さの中、1時間歩きました。
国連パスの発行を待つ人の中には志位委員長をはじめ、海老根藤沢市長、竹内枚方市長から平和のメッセージを頂き、大きな力を得えることができた1日でした。
(市民生協やまなし 渋谷理事)
はじめての雨、今日は国連に出かける。セキュリティーチェックで買ったばかりの水を捨てるハプニングあり。
10時から国連ロビーで「原爆と人間展」が開催され、被爆者の証言のサポートをしました。見学者は熱心に証言に耳を傾け、折鶴を一緒に作成したりしました。
16時には秋葉広島市長、田上長崎市長、赤坂国連事務次官、高須国連大使、被団協坪井団長、志位委員長によるテープカットが行われました。
(市民生協やまなし 妻鹿副理事長)
マンハッタンにある養老院に行き、神奈川と山梨の組合員の思いがこめられた折鶴をプレゼントしました。
被団協の蒔添さん、齋藤さんが被爆証言され、入所者の中には戦争を体験された方もいて核兵器廃絶への強い思いが大きな拍手という形で表現されました。
あまりに多くの人が核の恐怖と影響にいまだに苦しまれている現状を知り、被爆についてもっと勉強したいという方もいらっしゃいました。
(市民生協やまなし 渋谷理事)
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組合員活動課 (TEL)055-243-2440