2013年3月14日
コープは2011年度より、日本生協連と共同で家庭の食事からの「放射性物質の摂取量調査」に取り組んできました。これは「実際の食事からどのくらい放射性物質を摂取しているのか分からない」という組合員の不安の声に応えるものです。
日本生協連による今冬の3回目の調査がまとまりましたので、2012年度の調査結果をお知らせします。
説明会の様子。食事を入れるチャック付き袋を示しています。
2日間にわたる朝昼晩の食事計6食分と、間食や水をはじめとした飲料など、口に入れ摂取したすべての食品をとりまとめ、ゲルマニウム半導体核種分析装置という機械で放射能分析を行います。
検査用に1食分多く用意した参加者宅の朝食。1食分ごとにすべてチャック付き袋へ入れて冷凍保存の上、2日分を梱包して検査センターへ発送します。
日本生協連より、全国18都県の組合員から提出された2日間の食事サンプル671件(2012年5月28日~2013年2月4日)について、とりまとめた調査結果が発表になりましたのでお知らせします。
日本生協連 家庭の食事からの放射性物質摂取量調査結果(2012年度)について
日本生協連 家庭の食事からの放射性物質摂取量調査結果(2011年度)について
コープではこれまでに89人の組合員の方にご協力いただき、いずれも放射性ヨウ素、放射性セシウムともに不検出でした。
参考 <日本生協連ホームページ>
・日本生協連、「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」を開始
・第3回放射性物質摂取量調査について
2012年9月24日から10月19日にご協力いただける方を募集しました。これまでと同様に事前説明会に参加いただいた上で、神奈川・静岡・山梨3県より各10人、合計30人の方に食事サンプル提出のご協力をいただきました。
・第2回放射性物質摂取量調査について
2012年7月2日から7月20日にご協力いただける方を募集しました。1回目と同様に事前説明会に参加いただいた上で、神奈川・静岡・山梨3県より各10人、合計30人の方に食事サンプル提出のご協力をいただきました。
・第1回放射性物質摂取量調査について
2012年1月30日から2月24日に機関誌Mio2月号とホームページに掲載し、参加希望者を募りました。お申し込みいただいたうち50人の方に事前説明会に参加されました。その中から、神奈川・静岡・山梨3県より合計29人の方に食事サンプル提出のご協力をいただきました。
<事前説明会の様子>
コープでは放射能問題について、今後も正確でわかりやすい情報提供とリスクコミュニケーションを進めていきます。