コープのとりくみ

食について考える 「食の安全・安心」

「食品安全情報の読みとき方」を開催しました(コープしずおか)

2011年11月 8日

11月8日静岡市産学交流センター(静岡市葵区)にて、フリー科学ライターの松永和紀氏を招き、第2回コープしずおか放射能に関する学習会「食品安全情報の読みとき方」を開催しました。 松永氏は「侮ることなく、恐れすぎず」と講座を始めました。

フリー科学ライター 松永和紀氏

フリー科学ライター 松永和紀氏

続けて・・・

福島原発事故直後、政府は「食べても直ちに健康影響はない」と連発していたが、政府や報道者の説明不十分さはあったと思う。ただ、あの時の状況を冷静に考えると、妥当な回答だったかもしれない--と振り返っていました。

 

また、週刊誌や業界誌の見出しにも消費者として気をつけたい。インパクトが強い見出しには消費者は注目する、また「安全になりました」よりも「危ない」のほうが消費者は注目する。情報を正しく収集してほしい--と発表していました。

 

 

松永氏は、商品検査についても指摘しました。

 

食品の「全品検査」に関する話題が、マスコミや小売店などで見かけられる。素早くできるという「簡易検査」では、正確ではない。正確なデータを取るには1,500万~2,000万円の設備と、機器を正しく使える検査のエキスパートが必要。それに、正確な検査をした食品は食べられない。そういった状況を消費者は理解しリスクというものを、どう考えるか問われるだろう--。

 

ところで、私たちが「安全な商品」を求めるために、企業が数千万円の投資をして検査体制を整えているが、投資額を被災地の復興支援に回したらどうだろうか。

 

また、地元の農家は「来年は田畑に実りをつけて、人間らしい生活を送りたい」と意気込んでいる。こういった農家に私たちは、どのような態度を示すのか、食卓を支える私も一緒になって考えたい--と会場に訴えていました。

 

会場には、全県より老若男女問わず80名の方々に来場いただきました。

 

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