2009年12月17日
減反を強いられ元気をなくした日本の農業。自給率が50%にもいかないこの日本で、牛肉や豚肉鶏肉を得るまでの飼料も輸入に頼っていた日本でイネを家畜の飼料にするなんて私にとっては目からウロコ!
会場の様子
日時:2009年12月17日(木)10:30~12:30
会場:SBI大学院大学
(横浜メディア・ビジネスセンター6F)
講師:石田 元彦 氏
石川県立大学 生物資源環境学部
生産科学科 教授
参加者:44名
(コープ組合員他36名、一般参加8名)
参加者の感想減反を強いられ元気をなくした日本の農業。自給率が50%にもいかないこの日本で、牛肉や豚肉鶏肉を得るまでの飼料も輸入に頼っていた日本でイネを家畜の飼料にするなんて私にとっては目からウロコ!感動! 水田を畑地に変える農家が多く、それでも生活ができず売りに出た畑地を身近に知っています。日本中どこでも得られて安心な飼料です。子どもたちにとっても日本のあちこちに牛が草を食む姿を見ることは情緒面でもこの上ないこと。日本の山河、里山、水田、地域資源を大いに活用して人間らしい生活が出来ることを望みます。 日本人の栄養に占める畜産物の割合は、1960年から比較して、現在3倍に増えています。豚肉、鶏肉、卵、牛乳、牛肉の生産が増えるに従い、飼料の輸入が増え、食糧自給率が下がることが大きな問題になっています。世界情勢が不安定な今、安全・安心な食糧生産を行うために、国産の飼料米、飼料イネを活用する研究がなされています。日本の高い技術力をもって、日本、そして世界の食糧問題の解決の糸口が見つかることを望みます。 高校生の息子が酪農にとても興味を持っており、この夏には実習にも連れて行き、牧場の方からも話を聞く機会があったので、今回の講義は興味深く、また先生の大阪弁も心地良く大変楽しく学習させていただきました。実習先でも自ら牧草やトウモロコシを栽培し、発酵飼料も作っておられましたが、輸入飼料にも頼らざるを得ず、値上がりの折には大変だったようです。ただ農家の人手不足、牧草地の確保の難しさなど、自前で飼料をまかなうには無理があるので飼料イネの生産には期待します。 |