コープのとりくみ

食について考える 「食の安全・安心」

[開催報告]シリーズ食を考える連携講座 第3回(コープかながわ)

2009年8月19日

ゲノム、それは地上のすべての生物が持っている遺伝子の集まりのこと、そしてその遺伝子の配列によって種が決まるのだそうだ。本題では主要穀物のひとつである小麦の長い歴史と最近の遺伝子操作との関係について説明を受けた。

会場の様子

会場の様子

第3回 『コムギのゲノム研究とコムギの来た道』

 
日時:2009年8月19日(水) 13:30~15:30
会場:SBI大学院大学
(横浜メディア・ビジネスセンター6F)
講師:荻原 保成 氏 横浜市立大学 木原生物学研究所・植物ゲノム科学部門 教授
参加人数:47名 (コープ組合員他40名、一般参加7名)


参加者の感想

ヨーロッパで、あり得ないものの代名詞であった「青いバラ」がつくれるようになった。それを可能にしたのが、ゲノム解析の進歩の結果であることを今回の講座で学習した。 ゲノム、それは地上のすべての生物が持っている遺伝子の集まりのこと、そしてその遺伝子の配列によって種が決まるのだそうだ。本題では主要穀物のひとつである小麦の長い歴史と最近の遺伝子操作との関係について説明を受けた。世界の人口増加が穀物生産量を超えると予想される2015年に備え、英知を総動員している研究者の姿を垣間見ることができた。   
(橋本 隆夫さん)

 

ゲノムを一言で言うと遺伝子の集まりであり生命を維持する遺伝子とはDNAと呼ばれる化学物質でできている。生命の情報はGATCという4文字の組み合わせの順列で決まる。  文明最古の作物は小麦より大麦の方が早く、また作物が出来たから文明が発達した。メソポタミア文明から始まりギリシャ・ローマへ。2015年に食料危機が予想され、毎日パンを食べてメタボをおさえられ小麦を作りたいとのこと。ゲノムから始まり文明の起源から未来へ続くあっという間の2時間でした。       
(大久保 宮子さん)

 

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