コープのとりくみ

食について考える 「食と産地を知ろう」

コープしずおかの店舗で水産品「地産地消」に取り組んでいます

2011年2月28日

コープでは食を通じて消費者のくらしに貢献するため、「食と食料」政策に取り組んでいます。この一環としてコープしずおかの店舗では、地域で水揚げされた鮮魚や地元の水産加工品を専用売場を設けて供給しています。組合員の皆さんに静岡産の生産物の価値を再認識いただき、消費の拡大につなげることが目的です。

 

 

地元静岡産の水産品を専用売り場で毎日提供!

コープしずおかでは、2010年の秋より大型・中型の19店舗で地場産品を提供しています。

専用売り場では、今まで売り場のあちこちに不定期に扱っていた「地場産品」を一ヵ所にまとめ、さらに取り扱い品目を増やして毎日提供しています。また、一般的に流通している魚だけでなく、ニギス・ユメカサゴなど未利用魚と呼ばれる魚についても、食べ方のお知らせをしながら取り扱いを行っています。

※未利用魚とは、漁獲量が少なかったり、大きさなどが規格に合わず、流通にのっていない魚を指します。餌に回されたり、低価格で取り引きされることが多いのですが、実はおいしい魚も多いのです。漁獲量の14%にのぼるといわれます。

この取り組みは、静岡県漁業協同組合連合会と共同ですすめています。専用売り場では「しずおか地産地消推進協議会」が選定する地元静岡産の食材や加工品の消費拡大をコープの組合員に呼びかけるとともに、漁業従事者との交流もすすめていきます。 

 

「未利用魚」を原材料とした揚げはんぺんを店舗で取り扱い開始

110221sakana03.jpg2010年12月より、コープしずおかの19店舗で「未利用魚」を活用した加工品のはんぺんの取り扱いを開始しました。このはんぺんは静岡県漁連が(株)丸昌河合商店(浜松市舞阪町)と共同で開発した商品で、2011年1月から浜松市の学校給食でも出されています。2010年12月、学校給食会浜松支部で浜松市の中学生に名称募集した結果、「あげあげあげはん」という名称に決まりました。それに併せてコープしずおかでも1月13日より新名称「あげあげあげはん」としてリニューアル販売しています。

 

2月9日「フグの日」を中心に天然トラフグの普及推進

冬の味覚「天然トラフグ」の約6割は遠州灘で水揚げされ、全国最大の漁場です。しかし水揚げされた天然トラフグの多くは山口県に渡り、全国に流通されています。コープしずおかでは静岡県漁業協同組合連合会と協力し、大・中型店舗19店舗で2月9日の「フグの日」を中心に天然トラフグを提供しました。

 

「魚」の地産地消の取り組みがフード・アクション・ニッポン・アワード2010で入賞!

110221sakana02.jpg2010年秋よりコープしずおかの19店舗で展開している「地元漁港からの直送による店舗鮮魚部門の地産地消促進と未利魚の販売」の取り組みが、2月1日、フード・アクション・ニッポンアワード2010「製造・流通・システム部門」に入賞しました。

フード・アクション・ニッポンアワードは、農林水産省の委託事業で、食糧自給率の向上に貢献した製品、活動、調査研究を表彰するものです。

フード・アクション・ニッポンアワード2010のホームページはこちらから

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