コープのとりくみ

食について考える 「食と産地を知ろう」

組合員がミニトマトの生産状況・栽培記録を確認。 JAふらのと「産地確認会」を実施

2010年7月12日

ユーコープ事業連合とJAふらの)は7月7日(水)~8日(木)、農産物の生産現場や帳簿管理の状況を生産者と消費者が共に点検・確認する「産地確認会」を実施致しました。

コープ組合員が生産者の説明に 熱心に耳を傾ける

コープ組合員が生産者の説明に 熱心に耳を傾ける

産地確認会は、コープの組合員がコープの産直農産物の産地を訪問し、コープの職員が行っている生産状況や帳票類の点検・確認作業を自ら体験することで、普段口にしている農産物の信頼性を確認し安心して商品を利用できること、また生産者は消費者である組合員と直接意見交換を行うことで意識を高め、生産現場の継続的な改善に取り組むことをめざし、2009年度から実施しています。


点検・確認結果を生産者とコープ組合員が話し合う訪問した組合員は全員、コープが事前に開催した「産直講座」(※1)を受講しており、7日、8日の両日にわたりミニトマトの生産現場や農協の加工施設で、点検表を使用して農薬や化学肥料の使用記録、収穫後のミニトマト一時保管場所、集出荷場での選別・箱詰め作業などの点検・確認を行いました。この点検表は生産者とコープが共用することで、コープが生産者の日々の取り組みを評価したり、相互に今後の課題を確認できる二者認証の仕組みになっています。

※1 産地確認会に参加するには事前に開催される「産直講座」の受講が必須で、6月には計75名の組合員が、農産物の品質管理に使用される「適正農業規範(GAP)」を用いた点検方法などを学習し、準備を進めました。産地確認会には、受講者の中から抽選で選ばれた組合員が参加しました。

 

【当日のコメントの抜粋】
■コープかながわ 組合員より
現地で一つ一つ確認していく中で、点検項目や点検をする意味がよく分かりました。消費者によいものを届けるんだという生産者の方の誇りと生産現場の苦労が分かり、とてもためになりました。
■JAふらの 園芸課担当者より
適正農業規範に基づく点検を消費者が直接行ったのは、JAふらのでは初めてのことです。消費者目線による点検で初めて気づく部分がありました。点検結果を受け止め、組合員のみなさんにいっそう安心して召し上がっていただけるよう、今後も頑張っていきたいと思います。


ユーコープとJAふらのは、2010年3月にJAふらのの農産物全般にわたって「コープの産直」商品と認定する「まるごと産直」の調印(※2)をかわしました。ユーコープが扱うJAふらのの農産物はミニトマト、ピーマン、ニンジン、玉ネギなど約10品目あり、特にミニトマト、ニンジンなどは組合員の高い支持を集めている商品です。また、生産者・消費者相互の交流をめざす活動の1つとして、生産者の子どもたちがコープの店舗でミニトマトをおすすめする店頭イベントを開催しており、今年は8月4日(水)にコープかながわ片倉店(横浜市神奈川区片倉町)で実施の予定です。


※2 まるごと産直とは、生産組合や農協などの組織単位で産直産地と認定することで、年間を通しての安定した取り引きや品質の向上をめざします。

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